シエンタは2018年にモデルチェンジして一躍人気になった車です。

このシエンタのフルモデルチェンジは実は2015年で、今回のモデルチェンジでの目玉はなんと7人乗りのシエンタが5人乗りの車も新たに登場したということです。

せっかく7人も乗れたのにどうして5人乗りなんて人数を減らした車を登場させたのか?

それは5人乗りがやっぱり人気があるからです。

特にシエンタはコンパクトサイズなので7人は流石にきついとの声が多いです。

小さい子供なら平気なのですが、大人では3列目はなかなかに厳しいそうです。

そんな中、多くのライバルのいる5人乗りについにシエンタも参入しました。

5人乗りは一般的な車によくあるスタイルなので、今までの7人乗りミニバンより圧倒的にライバルがいます。

ともすれば、排気量1000ccのコンパクトカーから3000ccクラスのSUVなどまで5人乗りには数多くの車があります。

前列に運転席と助手席、後席に3人のこのデザインは車の形にもあっていて、多くの車が採用しています。

そんな強豪揃いの5人乗りの中でシエンタはどのような評価になるのでしょうか。

この記事では、シエンタのライバルでもあるポルテ・スペイドとの違いや共通点などを調べてみたいと思います。

シエンタとポルテの似ているところは?

シエンタとポルテはどちらもコンパクトミニバンの代表格の車です。

どちらも排気量1.5Lの車で、後席はスライドドアを備え、小回りの効く車の大きさと広い車内の大きさを魅力としています。

どちらもメーカーはトヨタで、発売時期もポルテは2003年、シエンタは2004年とほぼ同時期です。

また、シエンタもポルテも福祉車両に改造することができ、介護用の車としても活用できます。

みんなに優しい車と言えそうですね。

シエンタとポルテの違うところは?

当初、シエンタは7人乗りでの発売だったので、コンパクトミニバンをコンセプトとした車として誕生しました。

一方のポルテは、5人乗りトールワゴンとして登場しました。

どちらもミニバンのような使われ方をするようになり、ポルテの方は「プチバン」として新たなジャンルを確立しようとしています。

それだけコンパクトサイズのミニバンは需要があるということなのでしょう。

また、ポルテの最大の特徴はスライドドアにあります。

見る人の眼を引くほどの大きなスライドドアが助手席側についています。

助手席側のドアはコレ1枚だけで前列にも後列にも乗車することができます。

それだけ広い開口部を持っているポルテは、荷物をのせる時も人が乗り降りするときも大活躍です。

ポルテの人気の一因と言えるでしょう。

一方のシエンタは運転席・助手席は手前に引いて開けるタイプのドアがあり、後席はスライドドアになっています。

無難な形であり、よく見かける一般的なミニバンはまずこの形になっていると思います。

スライドドアからシエンタ3列目の席へ乗り込もうとするときは2列目をたたまないと入れないことも多いです。

これはポルテも同じで、助手席側から後席へ乗り込むときには助手席を前方へ折りたたまないと入れなくなっています。

これは、1枚の大きなスライドドアであっても助手席があるためにすべての開口部から乗り降りすることができるわけではなく、意外と扱いづらいと感じる面なのだそうです。

ポルテは運転席側が手前に引くドアなので、後席にも手前に引くドアがついています。

そのため、ここから乗り込めば普通の車と同じように乗ることが出来そうです。

その他の違いといえば、シエンタにはハイブリッド車があります。

これは2018年に新しく登場したシエンタですが、今まではガソリン車しかなかったシエンタにも新しくハイブリッドの選択ができるようになりました。

最近はガソリンが高いことが多いので、ハイブリッド車は人気があります。

特に、ガソリン高騰のニュースが流れると対抗策として話題になるようです。

また、古くなったガソリンスタンドはだんだんと潰れていく傾向があるので、ガソリンスタンドを探すのも大変になってきています。

そのため、競争も起こりづらくガソリン価格は高止まりしたままです。

ガソリン価格については。他にも産油国の思惑などいろいろなものがあるでしょうが、ガソリンが高い間はハイブリッド車に人気が集まるのも当然の流れと言えます。

ポルテは今のところガソリン車だけです。

しかし、ハイブリッド車がよく売れるのも間違いないです。

そのため、ポルテにもそのうちハイブリッド車が生まれるかもしれません。

ポルテとスペイドの似ているところは?

ポルテが紹介されると同じように紹介されるのがスペイド。

スペイドはどんな車なのでしょうか?

スペイドはポルテの姉妹車とよく言われます。

ポルテがフルモデルチェンジした2012年に登場しました。

この特徴はポルテと同じ、助手席の大型スライドドアです。

価格やグレードも完全に同じで低床設計や、前列席と後列席の間を行き来できるウォークスルー設計も同じです。

排気量も1.5L、乗車定員5人、燃費などもそっくりです。

ポルテとスペイドは、車体としては全く同じものを使っているといえます。

トヨタでは、こういう車がたまにあります。

よく知られるところではミニバンのノアとヴォクシーです。

最近ではエスクァイアというミニバンも登場して、ミニバン3兄弟となっています。

いろいろな販売店で、それに見合ったデザインの車を売るというのは、車を購入される方が車体そのものより見た目やイメージを重視することが多いからだとも言えるでしょう。

ポルテとスペイドの違うところは?

こんなに似ているポルテとスペイドでもやはり違いはあります。

スペイドは、トヨタのお店の中でもトヨタカローラ店とトヨタネッツ店で販売されているようです。

ポルテは、それ以外のトヨタのお店、つまりトヨタ店とトヨペット店で取り扱われているというところが違いとして挙げられます。

このような販売店が自分たちのカラーにあった車を扱うことによって、車を購入される方は、車について漠然としたイメージだけしか持っていなかったとしても好みに合った車を手に入れることができるようになっています。

こういうのをチャネル販売というそうです。

ポルテとスペイドの2つの車が登場した理由は、このチャネル販売によるものが大きいと言えます。

さらに最も違っている部分といえば、やはり見た目といえるでしょう。

ポルテは、丸みのあるデザインが特徴的で可愛らしいデザインになっています。

一方のスペイドは、ポルテよりも直線で描かれる部分が多く、クールなデザインです。

この2台の違いといえば、デザインといえます。

そのため、ポルテは女性向け、スペイドは男性向けなどと言われたりしますがこれももちろん好みの問題ですし、機能的には何も変わらないのでもし、この2台で悩んでいるようなら直感で決めるのがよいでしょう。

まとめ

以上のようにポルテ・スペイド・シエンタの違いについて調べてみました。

ポルテ・スペイドは姉妹車であることや、シエンタと一緒にコンパクトミニバンとしての市場の一角を担っていることなどがわかりました。

また、ポルテ・スペイドにはその最大の特徴である大きな1枚のスライドドアがあり、シエンタの方は一般的なミニバンと同じドアのデザインとなっていること、シエンタにはハイブリッド車があり、ポルテ・スペイドにはガソリン車しかないということなども違いとして明らかになりました。

どちらが良いかといえば、シエンタを選ぼうと思います。

シエンタは5人乗りが新たに登場し、最新の装備が揃っているように思えるからです。

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