皆さんこんにちは。

今回はトヨタ・シエンタについて調査していきます。

まずは恒例のカーヒストリーから。

シエンタは、2003年に発売されました。

丸っこいデザインが、完全に女性向けだな、と感じた事を記憶しています。

当時はホンダ・モビリオ、日産・キューブキュービックと、小型サイズ3列シートの車両が各メーカーから発売されていました。

いわゆる、ミニミニバンというカテゴリーですね。

なお、車両としては現行まで1度もフルモデルチェンジを行っていませんでした。

同クラスの商業的な成功可能性、またファンカーゴというシートは2列ですがサイズ的には重複するラインナップがあったからであろうと個人的には予測しています。

また、安定した購買層を確保できていたのでしょう。

まさに、他メーカーから発売されてくるであろうミニミニバンの発売を、徹底的に研究していた印象があります。

そして、2015年に現行モデルが発売されました。

初代モデルからおよそ12年も経過した後のフルモデルチェンジです。

なお、ボディデザインは先代から大きく変更されました。

先代がミニミニバンといったイメージであるのに対し、現行はフロントの造形からして特徴のある、最近のトヨタ顔です。

その特徴あるデザインは、最新のミニミニバンとして市場にスマートに受け入れられた模様でして、現在も好調な売り上げを維持している模様です。

そんなシエンタについて、3つの項目、後席乗り心地とエアコン、リクライニングについて順を追って調査していきましょう。

シエンタの後席乗り心地は?

乗り心地の調査として、まずは車両のサスペンション形状について確認します。

フロントはストラット式でした。

この方式は、ストローク(沈み込み量)が多くできる為、その調整によってうまく衝撃を吸収するタイプに仕上げる事ができます。

リアは、2WDがトーションビーム式、4WDがダブルウィッシュボーン式になっています。

トーションビーム式は、軽自動車やコンパクトカー全般に多く採用されています。

構造が簡単であり、メーカーのコスト削減に非常に貢献するでしょう。

更に、構成部品の調整によりある程度乗り心地を調整する事もできます。

ただし、乗り心地と操縦安定性は両立しずらい形状です。

ダブルウィッシュボーン式は、レーシングカーではほとんど採用されており、操縦安定性に貢献する形状です。

部品点数が多い為、生産性は低下しますが、安定した操縦性を確保する事ができます。

このような事前知識を得たうえで、早速試乗してみました。

フロントはストラットですので、安定した操縦安定性です。

リアについては、トーションビームの場合、路面追従性が若干劣ります。

ただ、昨今の改良により、非常に良い乗り心地を確保できる様になりました。

ハイブリッドのリアに採用されているダブルウィッシュボーンは、おそらくハイブリッドの重量増などに合わせてセレクトされたのだと思います。

部品点数が多いほど、緻密な動作が可能なダブルウィッシュボーンで、重量増による操安性を高める狙いだったのでしょう。

と、ここまで記載してきましたが、トータルでいうと、運転者は、制限速度以内であれば不満を感じることもなく、若干柔らか目にセッティングされた足回りで快適なドライブを楽しめると思いま

以前のトヨタ車は、フワフワした乗り心地、ロールも大き目という車両が多く存在しました。

昨今、モータースポーツへ参戦、ワンメイクレースなどを積極的に展開している中、しばらく前からある程度締め固めた乗り心地を目指している様に感じます。

それでも、まだ柔らかく感じてしまう筆者に問題があるのかもしれませんが。

ただ、若干ペースを上げた場合と峠道では、やはり車両の姿勢変化が大きく、疲労がたまってしまうかも知れません。

シエンタはのんびり、大人数で楽しく乗るクルマだと思いますので、この点は車両の性格をよく理解して運転する、というスタイルが一番かと思います。

後席に的を絞ってご説明すると、ずばり後席の乗り心地は良いです。

路面からの振動は足回りとボディで吸収され、更に厚めのシートクッションで分散されます。

更に、ボディサイズの割に長めのホイールベースも乗り心地の良さに一役買っています。

シエンタに乗るのであれば、後席をお勧めします。

なお、シエンタは3列目も装備可能ですが、3列目はそのボディサイズから、あくまでエマージェンシー用と考えた方がよいかと思います。

お子様であればある程度は大丈夫ですが、成人にはちょっとキツイですね。

シエンタのエアコンは?


昨今、アイドリングストップ全盛のこの時代、春や秋ならばともかく、夏、冬のアイドリングストップは非常につらいですよね。

シエンタはどうでしょうか?結果として、シエンタも他アイドリングストップ車と同等の性能でした。

一応、蓄冷エパボレーターという機能を搭載していますが、正直あまり変わりません。

信号待ちでエアコンが止まり、ぬるーい風が出てくるあの感じ、相当辛いですよね。

それに、アイドリングストップをしていても、室内温度の変化が急な場合は、エンジンが再始動してしまいます。

メーカーは、アイドリングストップとエアコンの関係を、もっともっとアップデートして欲しいですね。

シエンタのリクライニングは?

さて、リクライニングについてですが、こちら2列目シート実測の場合、約35度前後でした。

素人採寸ですので、若干の誤差はお許し下さい。

この角度ですと、通常の移動時や休憩時などには全く問題ないレベルと思います。

ただし、フルフラットは不可能です。

このボディーと販売イメージで、フルフラットが達成できていないのは非常にマイナスポイントだと思います。

なお、3列目シートを倒してフラットラゲッジモードという形式にはする事ができます。

ただ、こちらはお子様であれば問題ないですが、大人だと厳しい広さですね。

現在、激戦区であるミニミニバンの中でも後発の現行シエンタ、まだまだ改良の余地があると感じました。

まとめ

如何でしたでしょうか?現行シエンタはそのデザインの特異性や、テレビCMの巧妙なイメージ戦略により、多くの方に興味を持たれている車種だと思います。

そのため、販売も好調であり、街中でも結構見かけるようになってきましたね。

サイズも、大きすぎず小さすぎず、現在流行りつつあるサイズ感なのだと思います。

ただし、走行性能、社内のシート可変、その他もろもろから、若干の詰め不足を感じてしまうのは筆者のみでしょうか。

トヨタ車は80点と言われた過去から現在まで、トヨタが最もそれを認識し、最近はスポーツカーなども積極的に開発、発売しています。

シエンタは外装デザインのオリジナリティと共に、内装もまた変化に飛んだものです。

それが良いという方もいらっしゃれば、収納が少ないという方もおり….まさに十人十色といった車への思いを感じる事ができます。

散々な事を書いてしまいましたが、シエンタは現時点でも間違いなく魅力溢れるクルマの一つであると思います。

ミニバンでは大きい、セダンでは不便、軽自動車のトール系では物足りない。

そのような方が消費者層にある一定数存在する事をトヨタはいち早く察知し、シエンタを送り出しました。

新しいもの好き、デザインが変わっているものが好き、そんな方には一番のおすすめとなる、シエンタについての調査は、これで終了となります。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

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