車種を問わずハイブリッドのラインナップが揃ってきた昨今、ガソリン車とハイブリッドとの選択に迷う人も多いのではないでしょうか。
ガソリン車よりもハイブリッド車の車体価格が高く、その差額を埋める程の燃料費の差がでるのかどうか…
そして排気量の少ない車は、ガソリン車でもかなり燃費が良いので、余計に迷ってしまうものです。
シエンタもそんな選択に迷ってしまう車ではないでしょうか。
ミニバンの中ではコンパクトな部類に入るものの、ガソリン車の燃費が優れている事から非常に採択に迷ってしまう車である事は間違いないでしょう。
そこへ4WDの選択も入るなら、更に複雑な選択になりますよね。
このページではそんなシエンタのガソリン車とハイブリッド車の燃費や、4WDの選択も交えてお話したいと思います。
これらの選択で迷っている方の知りたい情報を一挙に紹介したいと思いますので、是非見て行って下さいね!
カタログ上での燃料消費率の算出法
引用:トヨタ公式HP
カタログ表記の10・15モードに代わるJC08モードとは一体何なのか
以前まで採用されていた10・15モードとは、元々あった都心部(靖国通り)での走行を想定した10項目の条件下にプラス郊外(甲州街道)を想定した15項目を加えて燃料比率を計測する手法の名称です。
すべての項目を記載すると、かなり長くなるのでイメージが湧きやすいように、下記に10モードの10項目だけ記載します。
- アイドリング状態(20秒)
- 20km/hまで加速する(7秒)
- 20km/hをキープして走行(15秒)
- 20km/hから減速して停止(7秒)
- アイドリング状態(16秒)
- 40km/hまで加速する(14秒)
- 40km/hをキープして走行(15秒)
- 40km/hから20km/hまで減速(10秒)
- 20km/hから40km/hまで加速(12秒)
- 40km/hから減速して停止(17秒)
(以上10項目は、ウィキペディアより抜粋)
これらの都心部を想定した走行条件にプラス郊外を想定した走行条件を加えての計測を行っていました。
しかし、実燃費とかけ離れている事が問題となり、更に細分化されたり計測時間を延長したJC08モードが現在では採用されるようになりました。
しかし、JC08モードでも実燃費の方が悪い傾向があるので、あくまでも参考までに留めておいてもらった方がいいかもしれません。
ということで、一応カタログ上での燃費で比較をしたいと思います。
グレード別 カタログ上燃料消費率
引用:トヨタ公式HP
先程のJC08モードでのカタログ上燃料消費率を下記に記載します。
一般的な口コミと比較すると、やや燃費が良いので参考までも。
ハイブリッド車のグレード一覧
引用:トヨタ公式HP
【JC08モード 燃料消費率(国土交通省審査値)28.8km/L】
- G Cuero
- G
- X
- FUNBASE G
- FUNBASE X
ガソリン車(2WD)のグレード一覧
引用:トヨタ公式HP
【JC08モード 燃料消費率(国土交通省審査値)20.2km/L】
- G Cuero( 2WD)
- G( 2WD)
- X(2WD)
- FUNBASE G
- FUNBASE X
ガソリン車(4WD)
引用:トヨタ公式HP
【JC08モード 燃料消費率(国土交通省審査値)15.4km/L】
- G Cuero
- G
- X
車いす仕様車
引用:トヨタ公式HP
【JC08モード 燃料消費率(国土交通省審査値)19.6km/L】
- G車いす仕様車
- X車いす仕様車
一般的な口コミによる現実的な燃料消費率
引用:トヨタ公式HP
グレード別による燃費の違いは無いので、原動機・駆動方式での違いを見てみましょう。
参考元サイトは「e燃費」さんでこちらに記載されている実燃費を参照させていただきました。
こちらのサイトでは一般ユーザーからの燃費情報を集計していますので、かなり実燃費に近いものと思われます。
・シエンタ(ハイブリッド)/18.12km/L、カタログ上燃費28.8km/L
・シエンタ(ガソリン車)/13.54km/L、カタログ上燃費20.2km/L
・シエンタ(4WD ガソリン車)/12.60km/Lカタログ上燃費15.4km/L
・シエンタ(車いす仕様車 ガソリン車)/12.14km/L、カタログ上燃費19.6km/L
JC08モードと実走行での燃費との違いでここまでの差があるのは、大問題な気がしますね。
カタログ上燃費を信じるかどうかはあなた次第といったところでしょうか。
渋滞や一旦停止など、リアルな走行での実燃費は上記のように下がるのではないでしょうか。
これらは、一般ユーザーからの燃費を集計した結果です。
では、一般ユーザーの声、口コミなどはどのようなものがあるでしょうか。
④一般ユーザーの燃費に関してのレビューまとめ(ガソリン車・ハイブリッド車・4WD)
高評価レビュー
- 街乗り13km/L、高速20km/Lで燃費は満足している(ガソリン車)
- エコ運転を心掛けて平坦な郊外で12km/L(ガソリン車)
- 時速5,60kmで長距離巡行で20km/L程(ハイブリッド車)
- 街乗り16km/L、高速で20km/L~(ハイブリッド車)
低評価レビュー
- いい車ですが燃費が悪い7km/L(ガソリン車)
- 10km/Lを超えた事が無い(ガソリン車)
- 昨今のエコ車にしては燃費が悪い12km/L(ハイブリッド車)
- 7,80km/hで巡行してやっと14km/Lをだせる程度(4WD車)
実燃費の集計
- ハイブリッド車は18.12km/L
- ガソリン車は13.54km/L
- 4WD車は12.60km/L
実燃費を見ての考察(ハイブリッド車)
ハイブリッドの実燃費が18.12km/Lでカタログ上燃費が28.8km/Lと約10km/Lの差でした。
ここまでいけば差が生じていたという表現より鯖を読んでいたという表現の方が適切でしょうか。
しかし、シエンタのボディサイズを考えれば、まずまずの燃費ではないでしょうか。
◎実燃費を見ての考察(ガソリン車)
ガソリン車の実燃費は13.54km/Lでカタログ上燃費が20.2km/Lでした。
約6.5km/Lの差がありましたが、こちらもボディサイズを考慮すれば、燃費はまずまずの結果と言えるでしょう。
実燃費を見ての考察(4WD)
カタログ燃費では2WDが20.2km/L、4WDが15.4km/Lと約5km/Lの差が生じていました。
しかし実燃費では、約1km/L程度の差しかありません。
シエンタはフルタイム4WDでは無く、電子制御により必要時のみ4WDに切り替えるスタンバイ式の4WDです。
つまり、通常時は4WDなので、重さによる燃費の悪化以外のロスはほ殆どないので、このような差に収まったのでしょう。
まとめ
シエンタの原動機は大別すると1.5Lガソリンエンジン車と、1.5Lガソリンエンジンとモーダーのハイブリッド車の2種類です。
JC08モードと実燃費で大きく差がでたのはハイブリッド車でした。
この結果は、ハイブリッド車が急な加速を避けたエコ運転を実施した際に、ガソリン車よりも燃費が伸びやすい傾向があるという事実に他なりません。
なぜならシエンタのハイブリッド車のコンセプトは、“比較的車重の重い車をいかに燃費を良く走らせるか”という目的に沿った設計だからです。
ネットを見てみても実燃費にばかり着眼しているページを良く見かけて肝心な部分に触れていないものが殆どです。
分かりやすい例えで説明しますと、極端な言い方にはなりますが、燃費が悪い早い車でゆとりを持って追い越し車線を運転しているのと、燃費の良い遅い車で必死に追い越し車線を運転したと仮定します。
双方の実燃費は燃費の悪い早い車でゆとりを持って、追い越し車線を運転した場合の方が燃費が良くなる傾向があるという事です。
そしてシエンタは上の双方の後者に該当します。
ややパワーに物足りなさはあるものの、その分車重があるにも関わらず燃費が良い車という事です。
そのコンセプトはガソリン車も同じで、ゆっくり走れば燃費は伸びますが、速度を飛ばす人にとってはパワー不足を感じつつ、燃費も悪い車になります。
燃費も良くてパワフルな走りを実現できれば、一番嬉しい事なのですが、現実的にはどちらも達成するとなると車両のコストが高くなってしまいます。
自分自身の運転が、アクセルを踏みがちな運転ならガソリン車、燃費を気にしたエコ運転を実施するならハイブリッド車という事になります。
どちらにしても言える事ですが、スピードを売りにしている車ではありませんので、ユーザーがエコ運転を心掛ける事が重要になってきます。
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