セレナはどんな車でしょうか？
ミニバンとして有名なこの車ですが、かなり大きな車です。
一応、小型自動車というジャンルらしいのですが、ぱっと見て小型には見えません。
この大きさのミニバンは運転しやすいのでしょうか？
見た感じにはとても運転しやすそうには見えませんけどね。
今回は、セレナの運転について調べてみたいと思います。
セレナの運転しやすさは？
セレナの車体について調べてみます。
（長さ×幅×高さ）
- セレナS 4,690×1,695×1,865mm
セレナのベーシックグレードの大きさはこのようになっています。
これによると、寸法は小型自動車のサイズいっぱいに作られているようです。
どうりで大きく見えるわけですね。
下手をすると3ナンバーの小さいタイプの車より、セレナの方が大きく見えることもあります。
また、小回りの良さを数値にした最小回転半径を調べてます。
- セレナS 5.5m
この回転半径はこのクラスのミニバンでは標準的なものとなります。
小回りは、特に良いというわけではないようですね。
一般的にこういうミニバンは運転席の位置が高くなっていることが多く、それが運転のしやすさにつながっています。
よくトラックの運転席が高い位置にあるのは運転しやすくするためだと言われます。
それと同じように高い位置から見下ろすことのできるミニバンは、スポーツカーやセダンのような背の低いタイプの車より運転がしやすいというわけです。
しかし、やはり今までセレナのサイズの車に乗ったことがなければ、この大きさには圧倒されてしまうことも多いと思います。
セレナのサイズに乗ったことのない人は、回転半径の予測を見誤ってしまって巻き込みをする事故があるそうです。
後輪の位置が今まで乗っている車と違っているため、これを確認しないで右左折してしまうと縁石に乗り上げたり角でこすってしまったりするそうです。
また、バックする際も勝手がかわるため思ったように回らなかったり、十分に駐車線へ寄せたはずなのに全く寄って行かなかったりすることもあったりします。
こうして考えると、セレナは運転しやすいかどうかというより、セレナのサイズにどれくらい慣れているかで運転の難易度が変わってくるのではないかと思います。
セレナの運転の仕方やコツは？
セレナは、お世辞にも小さいとは言えないミニバンです。
その大きさは、身長の高い男性ほどの高さがあるため町中を走っていても存在感があります。
運転が苦手な方や初心者の方には、やはり尻込みしてしまう大きさと言えますね。
最後には、結局練習あるのみという結果になりそうですが、セレナの運転にはどのようなコツがあるのか調べてみたいと思います。
セレナは、大きな車と言ってもやはり4輪車であることから、その挙動自体は小さな車でも同じところがあります。
セレナは無理だけど、少し小さめの車なら得意というのであればそれをセレナだと思って少し交差点を大回りしてみたり、左側を少し余裕を持つよう意識してみたりすることで勘が養われるかもしれません。
またセレナは運転席が高いことで運転しやすくなっているので、これを活かして高いアイポイントにミラーを合わせたりハンドル位置を調整したりして少しでも上から見下ろすような形で死角を少なくするよう努力することも、大きな車を操作しやすくなるポイントとなるかもしれません。
女性の方や体の小さな方は、運転席を自分の体に合わせるようにするとアクセルやブレーキもしっかり踏めるようになるため運転席の調整は欠かせません。
さらに、これも基本的なことかもしれませんが、交差点や幅を寄せなくてはいけないような狭い道では、きちんと減速することで危険を察知しやすくなります。
特に、交差点で減速することは巻き込みの防止のための確認にも時間を費やすこともできるので、事故の防止に大きく貢献すると思います。
安全運転にはこんな方法も？
セレナの先進安全機能を使うという方法もあります。
ひとつ目はインテリジェントアラウンドビューモニターです。
セレナは、オプションで車体の周辺を映し出すカメラを装備することができるので、専用のカーナビ画面やメーター内ディスプレイをつかって周辺の状況を知ることができます。
見えないことによる事故を防ぐには見えるようにするのが一番です。
この機能は、車をまるで上から見下ろすような格好で見ることができるため、何かにぶつかるのであれば必ずいずれかのカメラに衝突物が映り込むことになります。
このインテリジェントアラウンドビューモニターは、確かにそればかり見ていては運転に支障が出るかもしれませんが危険だと不安になった時に周囲をこのモニターで確認することは、不安なまま車を進めることより何倍も安全になります。
また、強い雨の日やカメラが何かで覆われてしまっている時も使うことができません。
そう考えると、この機能は補助的に使うようにしていたほうがいいですね。
また、他の先進機能といえば、インテリジェントパーキングアシストがあります。
これはテレビCMなどで盛んに宣伝されている機能ですね。
駐車枠が車に認識されれば、自動的にハンドルやアクセル操作を車側が行い、運転操作を行わなくても駐車ができるという画期的なシステムです。
このシステムは装備されているなら一度は使ってみたい機能の一つです。
しかし、この機能もかなり条件を選ぶらしいので使うときには人間側がいろいろとお膳立てをしなくてはいけない場面も多いようです。
自動運転まであと一歩とは言われていますが、こういった最後の詰めの部分は人間がきちんと操作、管理しなくては行けない状況です。
初心者の難関、車庫入れについて
車庫入れは車の運転でも一番緊張する、一番の見せ場でもあります。
自動で入ればそれに越したことはありませんが、もしそううまくいかなかった時のためのコツをいくつか調べてみました。
まず、バックで入れた方が実は入れやすいという人が多いようです。
バックは見える範囲が狭くなるので難しく感じますが、車の動きが特徴的なので覚えれば狙いの場所へ車を動かすことができるのだそうです。
特に、バックするときは後輪が前になって進んでいくので、後輪を見ていればどこへ車が向かうのかがわかり、駐車する場所の線や枠などに後輪を合わせるようにしてバックしていくとうまくいくとのことです。
後輪だけを見ていると、車体がどこかに当たりそうですがそんなにギリギリの駐車場はショッピングセンターなど大きな駐車場ではまず見ないので、このコツが力を発揮しそうです。
また、一回で入れようとするのは初心者っぽいという声がありました。
何度か切り返しする方が安全ですし、斜めにはいったり変な形で入ることも防げます。
意外と運転に自身のない人のほうが、経験を隠すために無理な運転をすることがあるようです。
ぶつけてしまうと、後が本当に大変になるので下手なプライドを見せずに慎重に車を動かすことが一番のコツだと言えそうです。
まとめ
セレナの運転について調べてみました。
セレナはこのサイズのミニバンとしては標準的な車なので特に運転しやすいというわけではないようです。
最後は結局コツをつかむために練習あるのみという結果になるわけですが、運転は車を急激に動かすことではうまくは見えません。
これ以上ないほど慎重に運転をすることでその車がどう動くかを体得していくしか、セレナの運転が上達することはないと思います。
せっかくのセレナですから安全運転でいきたいものですね。
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