2018年3月1日、日産自動車より「電気自動車の新しいカタチを、充電いらずで。」をキャッチコピーに人気ミニバンの「セレナ」にも「e-POWER」をついに搭載し、発売開始されました。
スマートシンプルハイブリッドの技術が採用された「セレナe-POWER」は、ミニバンの中でクラストップレベルの低燃費を実現し、ファミリー層より人気を集めています。
スマートシンプルハイブリッドは、新カテゴリーのハイブリッドシステムです。
減速時の運動エネルギーを利用してバッテリーに蓄えた電力を、加速時のエンジン補助駆動力やアイドリングストップ、エアコン、電装品などに再利用できる。エネルギーのシステムです。
自分はいつものように走るだけで、エネルギーの使い方はセレナにお任せしてエコドライブが楽しめます。
こんな低燃費が実現できると話題の「セレナe-POWER」の実燃費がおおいに気になるところですね。
今回は、燃費の部分を中心に「セレナe-POWER」をご紹介させていただきますので、是非、参考にしてみてください。
セレナe-power車のスペック・仕様情報
燃費に触れる前に、セレナe-powerの仕様情報についてちょっとご紹介を致します。
セレナe-POWER2018年モデル
- 型式：DAA-HC27
- 動力分類：ハイブリッド
- 駆動方式：FF
- 車輌総重量：2,115kg
- 排気量：1,198cc
- 燃料：レギュラー
- 燃料タンク容量：55L
- 燃費：26.2ｋｍ/L
エンジンは、新型ノートe-POWERに採用されている1200ccの３気筒エンジンが搭載されています。
e-POWERとは、モーター、インバーター、バッテリー、エンジン、発電機から構成されています。
エンジンで電力を作り、その電気を使ってモーターを駆動させて走る仕組みになっています。
つまり、エンジンはタイヤと直接繋がっていなく、100％のモーター動力になります。
セレナe-POWERの実燃費・口コミ
セレナe-power カタログの燃費
セレナeーPOWERのカタログ燃費は、26.2ｋｍ/Lとなっています。
同じミニバンであるライバル車の燃費を比較してみると・・・
- ホンダ ステップワゴン スパーダ（グレード：ハイブリッドG EX）JC08モード燃費で25.0km/L
- トヨタ ヴォクシー（グレード：ハイブリッド ZS）JC08モード燃費で23.8km
となっているので、JC08モードでは、ミニバンの中でトップクラスの低燃費と言っても過言ではないと思います。
年間平均実質燃費は、エコモードなどで燃費の良さを意識した運転をすると17.0～19.0km/Lくらいまでは伸びるようです。
これだけの低燃費であれば、変動するガソリン価格を気にすることなく安心しておもいっきり長距離ドライブを楽しみながら家族旅行で遠出してみたくなりますね。
ユーザーの口コミ
定期的に燃費を記録しているユーザーの皆さんの口コミをまとめてみました。
- 「この滑らかで力強い走りで、20km/L近い燃費というのはすごい！！ハイブリッドと悩みましたがセレナにして大正解でした」
- 「ノーマルモードとエコモードがあるが、エコモードにすると１割ぐらい燃費がよくなるのは嬉しいです」
- 「大人６人乗っても、燃費が落ちないのはありがたいですね」
- 「旧型セレナと比べると、リッターあたり10キロ程度の向上になっているのには、ガソリン価格が変動しやすい現状には助かりますね」
- 「e-POWER」の走りと燃費の両立は素晴らしく、ミニバンの走りではない！！」
- 「燃料満タンで走行可能距離が1000ｋｍオーバー！これには驚きました。」
- 「15.5km/L エアコン常時ON且つECOモード燃費にしては優秀ですね。」
- 「このボディーサイズで、エアコンをつけて平均16km/Lの燃費あるのは大満足です♪」
セレナe-POWERの高速での実燃費・口コミ
セレナe-POWERの高速での実燃費
実際に高速走行した時の燃費は、ノーマルモードで18.0km/L、エコモード時には18.8km/Lの燃費になっています。
平均実燃費は、17～19km/L位になっているようです。ミニバンクラスの中では、やはりe-POWER効果がでているようですね。
しかし、高速の場合は走り方で結構燃費が左右されてしまうので性能が悪いと感じてしまう人もいるようです。
同じミニバンであるライバル車の実燃費を比較してみると、
- ホンダ ステップワゴン スパーダ（グレード：ハイブリッドG EX）JC08モード燃費で19.6km/L
- トヨタ ヴォクシー（グレード：ハイブリッド ZS）JC08モード燃費で19.2km
実燃費は、他社ミニバンの方が有利な結果となっていますが、セレナe-POWERでもメーターで80～85km/Hでクルーズとコントロールを設定すると燃費が一段と良くなるようなので性能としては十分ではないかと
言えますね。
ユーザーの高速での口コミ
- 「ハイスピードで、ガンガン進めると、16km/Lになっちゃう。でも、燃費が良いと言われる85km付近で走行すると24.5km/Lまで伸びた。」
- 「坂道でも高速でもモーターやエンジンの音が聞こえず、静かだった」
- 「高速では90％パイロットを使用していました。とにかく疲れないです」
セレナe-POWERの市街地での実燃費・口コミ
セレナe-POWERの市街地での実燃費
実際に市街地を走行した時の燃費は、ノーマルモードで15.7km/L、エコモードで17.6km/Lの燃費になっています。
同じミニバンであるライバル車の燃費を比較してみると、
- ホンダ ステップワゴン スパーダ（グレード：ハイブリッドG EX）JC08モード燃費で19.2km/L
- トヨタ ヴォクシー（グレード：ハイブリッド ZS）JC08モード燃費で16.6km
エコモードを使用するとステップワゴンには及ばないものの、ヴォクシーには勝るミニバンとしては低燃費車であると言えました。
ユーザーの市街地での口コミ
- 「実燃費が20km/L前後あるので家計には助かっています」
- 「燃費はあまり良いとは感じないが、加減速など走行シーンに合わせて運転サポートをしてくれるのでうれしいです」
- 「アクセルを踏んだ瞬間から驚きです。この滑らかな走り、静かさに満足です」
- 「エアコンの作動等状況によって燃費に大きな差ができますね」
- 「カタログ値からは大幅にダウンしている印象ですが、仕方がないのかな」
- 「駆動が全てモーターによるので、期待していたほど実燃費がでない」
燃費の部分では、他社のミニバンに及びませんが、アクセルペダルを戻すだけでNORMALモードに対して強く減速してくれる等、渋滞時やカーブの多い道路など加減速が頻繁な市街地ではシーンに合わせてアクセル・ブレーキペダルの踏みかえを減らしてくれる運転サポートがあるのでうれしいとの声がありました。
街乗りが多い人には、安定した燃費が良いと言えるので、おすすめできる車ではないかと思います。
セレナe-POWERのグレード毎の価格
- X:2,968,920円
- XV：3,128,760円
- ハイウェイスター：3,178,440円
- ハイウェイスターV：3,404,160円
通常のセレナより50万円近く高いです。
デザインや利便性は、今までのモデルと変わりがありませんが、全く新しいシステムが搭載されていて、且つ、燃費や走行性能も高いという点では劇的に進化しているとを思うと購入の検討する価値はあるのかもしれませんね。
まとめ
一般道、高速道、峠道等、e-POWERの特性を生かして走れれば燃費は伸びますが、不利な条件では著しく低下してしまう状況のようです。
エコモードを上手に活用だけで燃費が劇的に伸びるケースがあるようなので常にエコモードをオンした状態で走ることをお勧めしたいと思います。
また、少しでも燃費よく乗りたいと思う人には、エンジンシステムを自分の運転スタイルで上手に使いこなす必要があるということをアドバイスさせていただきたいです。
旧セレナよりも圧倒的に燃費がよくなっているので、購入価格は上がりますが、維持費低減という視点で、「セレナe-POWER」は是非検討したいミニバンの一つであるかもしれませんね。
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