現行5代目セレナは2016年8月にデビューしましたが、当時の一番の売りは何んといっても一部車種にオプション設定できる半自動運転技術「プロパイロット」。

これは高速道路や自動車専用道路での同一車線に対応した運転操作支援システムでクルーズコントロールの一種の位置づけとなり、自動運転のシステムの車ではないのですが、テレビコマーシャルなどの影響もあり、「プロパイロット」イコール「自動運転」というイメージが付いています。

日産ではこのシステムを  高速道路 同一車線自動運転技術「プロパイロット」。と、いう名称で公表していますが、「自動運転」と明記しながら「技術」付け加えることにより意味を曖昧にさせながら「自動運転」というとこをしかっりアピールしていますね。

ただ現時点では、日本メーカーの市販車においては、トップレベルの半自動運転システムの「技術」を有する車であるということには間違いなと思います。

   引用:日産自動車公式HP

この「プロパイロット」を選択できるのは、eーPOWER車がXVとハイウェイスターV。

S-HYBRID車はXとX vセレクション、ハイウェイスターのGとVセレクションにメーカーオプション扱いになります。

「プロパイロット」のオプションは、他の安全システムなどとセットでのメーカーオプションとなり、セーフティパックB(税込み243,000円)を選択しなければななりません。

セーフティパックBには「プロパイロット」の他、SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステムや踏み間違い衝突防止アシストなど安全装備が多数セット装備されます。

「プロパイロット」単品としてのオプションはないのですが、同じオプションのセーフティパックAの価格が税込み113,400円になり、セーフティパックBと比較すると「プロパイロット」の他にも、インテリジェントルームミラー、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド、インテリジェントLI(単線逸脱防止システム)が装備されないので、仮に「プロパイロット」のシステムだけオプション設定するとなると4〜5万円程度かなと考えられます。

また、このプロパイロットの機能は、以下のようになります。

プロパイロットのシステムには次の機能があります。

インテリジェントクルーズコントロール

先行車を検出しているときは、運転者がセットした車速(約30~100km/h)を上限に、車速に応じた車間距離を保つように車間制御を行い走行します。

先行車が停止したときは、先行車に続いて自車も停止します。

一度停止すると、インテリジェントクルーズコントロールは停止した状態を保持します。

先行車が発進したときは、ステアリングスイッチのRES+スイッチを押すか、アクセルペダルを踏むと停止状態を解除し、再びインテリジェントクルーズコントロールによる追従走行を開始します。

先行車を検出していない場合は運転者がセットした車速で定速走行します。(約30km/h以下では前方に車両がいない場合使用できません。)

インテリジェントクルーズコントロールの作動

ハンドル支援

車線中央付近を走行するようにステアリングを制御し、運転者のハンドル操作を支援します。(約50km/h以下では前方に車両がいる場合に作動できます。)

ハンドル支援機能の作動

引用:日産セレナメーカーカタログ

今回は、このプロパイロットを搭載したセレナの自動運転に絡む現状をセレナの自動運転で事故?評判は?使えないレベル?渋滞での感想は?に分けてまとめました。

【自動運転事故】

セレナの自動運転(高速道路 同一車線自動運転技術「プロパイロット」)における事故の報告。

これは2016年11月に千葉県八千代市で試乗車運転中に起きたセレナ「プロパイロット」の事故で報道によると、ドライバーが前方に停止している車を認識したにもかかわらず、自動車販売店の社員が誤った認識のもとでブレーキを掛けないよう指示した結果、走行環境等の影響からエマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)が作動しなかったため、停止していた車に追突。追突された車に乗っていた夫婦がけがしたという事故で、販売店の店長など3人が業務上過失傷害などの罪で千葉県警に書類送検され、運転支援機能付き車両の公道での試乗事故は全国初ということでニュースになりました。

              引用:日産自動公式HP

この事故は2016年11月に起きていますが、マスコミ報道されたのが2017年4月ことで、書類送検ということがなければ公にはならなかった事故なのでしょうか。

そう考えるともっとセレナのような半自動運転車両や自動ブレーキに絡む事故は、他にも数多く起きているということも考えられますね。

【自動運転評判】

口コミ情報引用

口コミ①:プロパイロットを積極的に使っているが、思うように作動しない、肝を冷やすような挙動が少なからずある。

口コミ②:雨の日も苦手なようです。

他にも雨の日の誤作動や急減速、急加速など辛口の評価かに多いと思いますが、プロパイロット最高などの意見もありますので、運転する人によっては、満足している方もいるとは思います。

ただ、口コミ情報や自動車専門サイト、自動車専門雑誌などを見る限りでは、満足されている方は少ないようにも思えます。

20数万円プラスしてプロパイロットの付けている訳ですから、高いお金を出す消費者にとっては満足することが当たり前と思うので、プロパイロットには満足していないユーザーが多いということになりますかね。

あと、口コミ情報の中で単眼カメラのみのシステムに不安を感じている方が多くいました。

これは、プロパイロット未装備での車でも、全車に標準のエマージェンシーブレーキにも必要なシステムのため、全車に初めから備え付けられているので、不安だからと言って装備しない訳にはいきません。

もちろん、不安と思いながらセレナを選んでいる方がいる一方、不安なのでステップワゴンにしましたという方もいると思います。

日産さんご検討よろしくお願いします。

【自動運転使えないレベル】

口コミ情報引用

口コミ①:初めから自動運転ではないという認識でしたが、それでも市販のレベルにはもう少しかなと思います。

口コミ②:プロパイロットの弱点的特性をかなり意識しながら使わないといけないのはまずいですね。

口コミ③:このレベルの運転補助を世に出してしまったのは時期尚早な気がします。

消費者が満足できないレベルのものを焦って発売してしてしまったという感じですが、口コミ情報にもあるように時期尚早だったのでは、という感じはありますね。

技術の日産を強くアピールするためにも他社より少しでも早く自動運転自動車(半自動運転自動車)を販売したかったのでしょうか。

【渋滞での感想】

口コミ情報引用

口コミ①:所詮機械なんですが意外に使えるようです。

特に高速のトロトロ渋滞は「楽」です。

口コミ②:渋滞で車間距離が詰まって来るときにレーンを見失いがち、たぶん前車で白線が見えなくなっているのだと思います。

前車が動くとすぐ認識し直します。

 

         引用:日産自動車公式HP

渋滞での運転では高速走行時に比べ評判はいいようで、渋滞での運転って楽しくないですよね、少しずつ動くから前を見ていなければならないし、前の車が進んだのに進まないとクラクションならされるし、渋滞時この機能があると本当に楽でいいですよね。

【まとめ】

プロパイロットは一部の車両にオプション装備なので、不要な場合は選ぶ必要はないのですが、このプロパイロットは、前述の通りメーカーのセットオプション(セーフティパックB)のみなの扱いで、プロパイロットを選ばないと装備できないものも何点かあります。

メーカーのセットオプションってどこのメーカーでも何点かセットにしてオプション装備を設定していますが、それは効率を考えると仕方ないのですね。メーカーオプションは工場で車を作る時に一緒に取り付ける装備なので、一品一品オプション設定を可能にしていたのでは、各車少なくとも数種類はあるグレードにさらに数パターン、多ければ数十パターンが増えることになってしまうため、ある程度組み合わせをしてオプション設定しています。

因みにディラーオプションは販売店で取り付けるため基本は単品販売ですね。

そのためプロパイロットが不要な方でも、必要な装備を付け加えるために付けざるを得ないということもあります。

しかし、プロパイロットは完ぺきではないようですが、過信せず使用すれば思った以上に快適な装備になるかもしれませんので、あまり期待しないほうが満足できるのではないでしょうか。

たぶん数年後には期待通りの自動運転「プロパイロット」。を搭載した新型セレナが車線変更しながら交差点を走り抜ける姿を見ることができると思います。

現行セレナのプロパイロットは、確かにユーザーの評価は高いとは言い切れませんが、しかし、セレナとういう車は、ミニバン販売台数2018年上期ナンバー1というのは、紛れもない事実であります。

このまま順調であれば年間1位の可能性も高いと思います。

同じタイプ(ミニバン)の車の中で1年間で一番売れた車ということになるので、セレナは今、日本で一番売れているミニバンということは、エンジン性能、燃費(特にeーPOWER車)、スタイルや内装などに魅力を感じている、満足しているという消費者が多いという証だと思います。

それと同じeーPOWERの日産ノートが2018年上期の登録車販売台数ナンバー1で、もちろんeーPOWER(ハイブリッド)人気のおかげでしょうが、まあ結果論になってしまいますが、プロパイロット搭載車の市販を急がなくてもeーPOWERの技術で「技術の日産」は証明できたと思います。

たくや

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