皆さんこんにちは。

今回は、日産セレナの燃費について、あれこれ調査していきたいと思います。

現在5代目の日産セレナは、そのルーツを探ると1969年~1970年のダットサン・サニーキャブにたどり着きます。

残念ながら、筆者はまだ生まれておりません。

なお、この車種について画像検索すると、かなり良い感じのノスタルジックです。

ただ、流石に商用である故か、現在これらの車両を見かける事はほとんど無いのだろうと思います。

筆者も1度も実車を見た事がありません。

その後、1991年に発売された初代セレナは、かなりトヨタエスティマ(初代)に酷似しています。

ちなみにその構造は商用バンとしての基本形状のままであり、なんとエンジンは助手席下にあります。

乗り心地はどうだったのでしょうか?非常に気になるところです。

その後、1999年には2代目にFMCを行い、なんとなく現行型のルーツ的なデザインになります。

続く2005年のFMCでは、ほぼ現行を意識させるデザインになりました。

更にFMCを繰り返し、5代目となったセレナは、2通りのエンジン型式を持つ車となりました。

  • 1つ目は、日産渾身のモーター駆動方式を持つ、e-power。
  • 2つ目は、加減速やエアコン、電装パーツ用管理をメインとする、S-HYBRID。

この2つのエンジンの燃費はどうなのでしょうか?どちらもモーターが装備されています。

しかし、その動作は全くの別物です。

e-powerがモーターメインで駆動するのに対し、S-HYBRIDはエンジンが主動力です。

先進性で言えば、間違いなくe-powerですが、購入予算との兼ね合いもありますし、動力性能の好みもありますので、選択はなかなか難しいのではないでしょうか。

それでは、早速調査報告を行っていきます。

燃費は悪い?

全体的な燃費についてお話していきます。

根本的な問題として、ミニバンの燃費は良くありません。

広さを手に入れる為の大柄なボディは、空気抵抗と重量増加など、燃費に悪影響を及ぼす要素がたくさんあります。

また、多人数乗車の確率が比較的多い事も、燃費悪化の一つの要因です。

友人と出かける際、子供の送迎の際など、ミニバンを持っている事で依頼される要件は多々あります。

その場合ほとんどがフル乗車ではないでしょうか。

5人乗りで1人50㎏としても、5人で既に250㎏です。

7人乗りであれば、なんと350㎏が増加します。

かなりの重量増ですね。

メーカーもそれは理解しており、二律背反するこの燃費問題に果敢にチャレンジしている様ですね。

ですがユーザーはミニバンの快適さを重視する、FMCではその望みを叶える為に更にボディが肥大化という、悪いスパイラルに入り込んでいる様な気がします。

苦肉の策として、はたまた起死回生の一手なのでしょうか、日産は前述の2つのモーター駆動方式を提案してきました。

その結果は以下の通りです。

  • e-power:26.2㎞/L
  • S-HYBRID:17.2㎞/L

なお、実燃費はこのようになります。

  • e-power:14㎞/L~18㎞/L
  • S-HYBRID:10㎞/L~14㎞/L

数値にばらつきがありますが、これは情報源の既所有者のユーザーレビューから収集した為、個々の運転技術差が表れた形となります。

おおよそカタログ値の6割前後が、実燃費という事ですね。

この数値を見て、読者の皆様が燃費が良いと見るか、悪いと見るか、はたしてどうでしょうか?ちなみに筆者的には、妥協点ではあると考えます。

むしろ、ミニバンでe-powerの燃費ならば、かなり良い方ではないでしょうか。

18㎞/Lの燃費性能であれば、及第点と思いませんか?如何でしょうか。

なお、以前セレナよりも車体の大きいトヨタアルファードを仕事でレンタルしました。

その際は2.5リットルハイブリッドをレンタルしましたが、平均燃費は11㎞/Lでした。

95%高速道路の走行、かつMax7人乗りの車両でこの数値でしたので、そこそこの数値ではないと思います。

そう考えれば、セレナの燃費も現実的な数値ではないでしょうか。

ただし、セレナの2種類のエンジンでは互いの価格差がかなりありますので、その価格差を飲み込むほどの燃費差となるには、かなり長い期間を必要とします。

そのあたりも、じっくりと試算していくべきところですね。

ハイブリッドは実際どうなの?

S-HYBRIDは、おおよそ読者がイメージしているハイブリッドとほぼ同じ様なものと考えて良いと思います。

マイルドなハイブリッド型式、とでもいいましょうか。

車で一番燃料を消費するのは、車両が停止している状態からタイヤが転がり、動き出すタイミングだと言われています。

セレナのハイブリッドは、この発進加速時の補助を行います。

また、走行途中でのアイドリングストップ、エアコン、各種電装の為の電力も供給します。

更にエンジンは直噴方式となっており、動力を伝達するトランスミッションは、高効率化を実現するCVTです。

これらを総合的に作用させ、セレナのS-HYBRIDはどうにか最低でも10㎞/Lという燃費をたたき出しているのです。

ただし方式的には、正直な話中途半端なものと言ってもよいかも知れません。

やはり、今後の主流はe-powerの様な、モーター100%で走行する自動車だと思います。

e-powerは?

こちらは、既存のハイブリッドの走行型式とはかけ離れています。

最新のハイブリッド方式とでも言いましょうか、例えばホンダのハイブリッドも同様な方式となっています。

この方式では、エンジンはほぼ完全に発電機としての役割となります。

動力を発生させるのは、あくまでもモーターです。

モーターを動かす為の電力がバッテリーに蓄えられていれば、セレナはモーターのみで加速していきます。

バッテリー残量が少なくなればエンジンがかかりますが、基本的にエンジンはかからず、静かに走行していきます。

過去、ハイブリッドはトヨタプリウスの独壇場でした。

ここにきてようやく、各社が渾身のハイブリッドを発表してきています。

追従どころか、逆転した可能性すらあります。

素晴らしい技術進歩ですね。

なおこのe-powerですが、アクセルのオンオフで加減速ができる様な機能がある事はご存知でしょうか?

これにより、アクセルとブレーキの踏み替え回数を減少させ、疲労軽減につなげるという目的がある様です。

また、近年多く発生している、アクセルとブレーキの踏み間違えも未然に防ぐ事ができますね。

更に走行モードについても、3種類の選択ができ、その用途に応じて的確な走行性能が得られます。

今までに経験したことのない走行感覚を、試乗でぜひ体感して欲しいと思います。

まとめ

今回の調査はいかがでしたでしょうか?

ミニバンの最大の弱点である燃費については、各社それぞれ全力で対応していますね。

その中で日産とホンダは、先進性に於いては一歩抜きん出ていると筆者は思います。

競合他社同士に切磋琢磨した結果、より良いクルマが出てくる事は、ユーザーにとっては朗報ですよね。

セレナは、様々な工夫により魅力を一段と増してきていると感じます。

セレナを選択する方の多くが、お子様がいらっしゃる方たちと思います。

この車で、家族の皆さん、また友人など、多くの方々と素晴らしい思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

当記事が、皆さんのセレナ購入に少しでも参考になればと祈りつつ、今回の調査を終わりにしたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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