ホンダのLサイズミニバンのオデッセイ、トヨタのLサイズ、エスティマ、デビューはエスティマのほうが早いのですが、ミニバンとしてはオデッセイが先輩になりますか、初代同士は真のライバルとはいえませんでしたが、現行車は真のライバルといえる存在になりました。
そのオデッセイとエスティマを比較、どっちを買うべきか、乗り心地や広さを調べました。
今回の比較は、オッデセイ、エスティマともに最上級車のハイブリッド アブソルートEX、ハイブリッド アエラス プレミアムGとしました。
オデッセイとエスティマの歴史
引用:ホンダ公式HP
オデッセイは1994年発売のホンダ初のミニバンとなります。
当時のホンダはアコードやレジェンドなどのセダン、インテグラ、プレリュードなどのクーペタイプ以外はほとんどなく、業績が低迷していましたが、この初代オデッセイが大ヒットとなり業績回復に大きく貢献しました。
当時の三列シートの車といえば、背の高いワンボックスカーがほとんどで、背の低いオデッセイは、セダンやステーションワゴンからの乗り換えも多く、背の低いミニバンのブームの火付け役となりました。
エンジンは当初「F22B型」の2.2Lガソリンエンジンのみでしたが、1997年8月のマイナーチェンジで「F23A型」の2.3Lへ変更、同年10月には3.0L・V6エンジン「J30A型」搭載の「プレステージ」が追加されました。
のちに実質的なライバルとなるエステティマは、オデッセイより4年早い1990年のデビューですが、4年といえば当時はモデルチェンジのサイクルが4年という車が多く、それを当てはめれば1代早くデビューしたといえます。
そのエスティマの登場もそれまでになかった卵をイメージさせる未来的デザインで話題となりました。
当時のワンボックスカーのエンジンは運転席の下にあったのですが、このエスティマもフロントエンジンではなく、座席下にエンジンがありましたが、ただ横に75°寝かせ平床化し前輪も運転席の前方に置くことにより、世界でも例のないアンダーフロア型ミッドシップという方式が採られ1999年までの長きに渡り支持された車です。
この期間は、乗用車と同じくフロントにエンジンを積むオデッセイの直接的なライバルとはいえませんでしたが、同じ3ナンバー3列シート車としては大いに気になる存在でした。
2代目オデッセイは、1999年12年の発売で、大ヒットした初代のデザイン、コンセプトをそのまま継承し、大ヒットした初代を引き継ぎますが、初代ほどの元気はありません。
しかし、初代よりスポーティになり、さらに2001年のマイナーチェンジではスポーツバージョンの「アブソールート」が追加されました。
初代がホンダを甦えさせるほどの大ヒットだったため、何かと初代と比較されましたが、健闘はしたものの初代を超えることはできませんでした。
2003年10月発売の3代目は、これまでも他のミニバンに比べても背の低かったオデッセイですが、低床を武器にさらに全高を立体駐車場にも入る1,550mmに低く抑えミニバンというよりは、ステーションワゴンに近いスタイルとなり、オデッセイからステップワゴン、エリシオンに乗り替えた人、他のメーカーのミニバンに乗り替えた人もいましたが、逆に低い全高が好まれ、ミニバンが欲しかったが駐車場の関係で諦めていた人やセダン感覚で乗れるため、ステーションワン、セダンから乗り替える人も多かったと思います。
当時は、背の低い7人乗りがブームとなり、ホンダストリーム、トヨタのイプサム、ウイッシュ、アイシスなどが人気となりましたが、背の低いミニバンブームのピークが過ぎつつあった2009年に4代目は発売されました。
初代や2代目くらいの全高に戻ることを期待していたオデッセイファンも少なくなかったと思いますが、4代目は3代目を継承しほぼ3代目と同サイズでフルモデルチェンジというよりは、ビッグマイナーといわれるようなスタイルで登場、背の低いミニバンのブームも終わりに近づいたこともあり販売面では苦戦を強いられました。
そして2013年11月にホンダの最上級LLサイズミニバン「エリシオン」との統合というかたちで、5代目が登場しました。オデッセイ初の両側スライドドアの採用、背の高さは1685mm~1715mmと初代、2代目を上回る背の高さとなりました。
最上級ミニバンとなったオデッセイにエリシオンプレステージのV6 3.5L搭載のオデッセイプレステージの復活も期待していたのですが、時代の流れでしょうか、大排気量よりハイブリッドなのでしょうかね。
外観は、最上級の名に恥じない堂々としたデザイン(前期型はアブソルートのみ、後期型は標準車もすべてアブソル―トと同一のフロントマスク)になったと思いますが、内装は少々安っぽい感じは否めません。
しかし、内装の貧弱さはオデッセイだけではなく、NSXを含めホンダ全車に共通する課題だと思います。
引用:トヨタ公式HP
エスティマは前述のように1990年の発売で、それから28年、まだ3代目とうサイクルの長さですが、さらに外観、内装共に代々一目でエスティマと分かる特徴的なデザインを継承しています。
モデルチェンジのサイクルは長くなっていますが、その分マイナーチェンジを細かく実施して、メルセデスベンツのGクラス同様に、基本設計は古いが常に先進装備が取り入れられ、2006年デビューで13年目の現行3代目も2016年6月の3回目のマイナーチェンジでLEDヘッドランプの採用、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を全車標準装備にするなど、最新技術が装備されています。
乗り心地比較
オデッセイ
引用:ホンダ公式HP
「HYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSING(FF/乗り7人)」
メーカー希望小売価格4,150,000円(消費税含む)
1列目シート
- 運転席 8ウェイパワーシート
- 助手席 4ウェイパワーシート
2列目シート
- プレミアムクレードルシート(オットマン/ボトルホルダー/角度調節式両側アームレスト付)
3列目シート
- 床下格納機能付シート(3分割リクライニング/ヘッドレスト)
- アブソルートEXは運転席、助手席ともパワーシートが標準となりました。
- 2列目シートは、オットマン付きで長距離ドライブも快適になります。
3列目は、座ったままではできませんが、若干のリクライニングも可能で、3名分のヘッドレストも装備していて2名乗車ならゆったりできる広さです。
乗り心地は、初期型の後席が超が付くほどの乗り心地の悪さは改善されたという評判ですが、最近の口コミ情報では初期型とは比べ物にならないほど、乗り心地が良くなっているようです。
また、高速走行時の安定性の良さに満足されている方も多いようです。
エスティマ
引用:トヨタ公式HP
「HYBRID AERAS PREMIUM-G(E-Four/乗り7人)」
メーカー希望小売価格4,928,727円(消費税含む)
1列目シート
- 運転席 8ウェイパワーシート
- 助手席 4ウェイマニュアルシート
2列目シート
- リラックスキャプテンシート(超ロングスライド/角度調整式アームレスト/シート一体型オットマン付)
3列目シート
6:4分割・電動床下格納機能付きシート(フットレスト)
5百万円近い車の助手席のシートが手動式なのは残念ですが、それ以外は3列目の床下格納が、こちら逆にオデッセイの手動に対しエスティマが電動になっています。
乗り心地の口コミ情報をまとめますと半分以上は満足しているようですが、少々ゴツゴツ感があるのと基本設計が古いせいなのか、遮音性が低く余計な音が聞こえるなどの不満も少なくないようです。
広さ比較
オデッセイ
「HYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSING(FF/乗り7人)」
- 全長 4,840mm
- 全幅 1,820mm
- 全高 1,685mm
- ホイルべ―ス2,900mm
- 室内長 2,935mm
- 室内幅 1,560mm
- 室内高 1,305mm
オデッセイの特長はやはり(全高が)低く(室内高)高くですね。
エスティマと比較すると室内高は75mm低いのにもかかわらず50mm天井が高くなっています。
エスティマ
「HYBRID AERAS PREMIUM-G(E-Four/乗り7人)」
- 全長 4,820mm
- 全幅 1,810mm
- 全高 1,760mm
- ホイルべ―ス2,950mm
- 室内長 3,010mm
- 室内幅 1,580mm
- 室内高 1,255mm
エスティマは設計が古いこともあり、全高の割には室内高が低いのが目立ちますね。
逆に全長はLサイズで室内長はLLサイズです。
まとめ
どちらも日本の、いや世界の自動車メーカーの主力のLサイズミニバンで、デザイン的には外観、内装とも全く異なる2台なので、好みは全く異なると思いますが、サイズは車体の大きさ、室内の広さとも大差はないので、両方好みであれば迷うところですね。
ただ、なんといってもエスティマはいくら先進技術を取り入れているといっても基本設計が古いため、2013年の登場で決して新しくはないオデッセイと比較しても7年の差があります。
現在は昔より平均してモデルチェンジサイクルが長くなっていますが、それでも2006年といえばオデッセイ3代目の時代ですから、やはりおすすめはオデッセイになりますね。
近いうちにエスティマも4代目になると思いますが、オデッセイはそのころは6代目になると思いますので、どちらも期待しています。
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