オデッセイハイブリットとガソリン車は一体どのように違うのでしょう?

オデッセイハイブリッドは、まだまだ駆け出しの最近の車です。

一方のオデッセイガソリン車は、かなり昔からの長い歴史を持っているようです。

オデッセイ・ガソリン車

オデッセイは、もともとガソリン車として誕生しました。

初代モデルが発売されたのは1994年と言われています。

もうすでに25年近くホンダの看板としてやってきているんですね。

四半世紀となると感慨深いものがあります。

同じ年に発売されたものとして「透けない白い水着」というものがあるそうです。

これはこれで興味がわきますね。

オデッセイは、初めはそこまで期待された車ではなかったようです。

一応ミニバンを目指して作られたようですが、それにしては車高が低く、ホンダの中でも意見が別れる車だったと言われています。

しかし、オデッセイはそこが受けたと言われています。

従来のミニバンは背が高く、それによって風の抵抗も受けるため運転する感覚も普通車のそれとは違っていました。

ところがオデッセイはミニバンにしては背が低いため、運転感覚は一般的なセダンなどと同じように感じられるようです。

さらに従来のミニバンの定番となっていたスライドドアもこの頃は採用されていませんでした。

オデッセイはミニバンのように荷室のひろい車でいてしかも走行性能もよいと評価され、その年のカーオブザイヤーで特別賞を受賞しています。

実際には、工場の都合で背の低いタイプの車しか作れなかったらしいのですが、それが市場に受けたというわけですね。

何が当たるかわかりませんね。

そこからホンダの旗艦車種として25年、4回モデルチェンジを経て現在に至るわけです。

最新型の5代目になると少し車高が高くなってはきていますが、それでも一般的なミニバンよりも低く抑えられています。

この重心が低いところが、オデッセイのオデッセイらしいところと言えそうです。

エンジンの排気量は2.0L以上で3ナンバー車、これも初代から変わっていないオデッセイらしさの一つです。

オデッセイ・ハイブリッド車

オデッセイのハイブリッド車は、ガソリン車に比べればまだまだ歴史は浅いです。

ハイブリッド車の歴史自体が浅いのでこれはもう仕方がないですね。

ハイブリッド車はその歴史は浅いですが、その能力には目を見張るものがあります。

一番の目玉はやはり燃費が良くなることです。

ミニバンは燃費が悪いことで有名なので、ハイブリッドシステムによって少しでもガソリン代が安くなってくれると助かりますね。

オデッセイに搭載されているハイブリッドシステムは「SPORTS HYBRID i-MMD」です。

このシステムは、EV DRIVE・HYBRID DRIVE・ENGINE DRIVEの3つのモードをその都度選択しながら車を走られる仕組みです。

低速時や街乗り時にはエンジンを使わずEV DRIVEで走行し燃費向上を狙います。

加速するときや力強い走りを必要とするときにはHYBRID DRIVEによって、エンジンを動かし電力を作りだして、電力を走行に使います。

さらに強い力を必要とするときには、ENGINE DRIVEの出番です。

ENGINE DRIVEではエンジンがそのまま車輪を動かして走行します。

これによって電力ではまかないきれない強い力を車に伝えることができるのです。

EV DRIVEの場合にはエンジンを動かさずに走行することができるため、その分燃費の向上が期待できます。

ミニバンにもハイブリットの波がやってきて嬉しい限りですね。

ハイブリッド車が誕生したのは2016年です。

しかもその後にマイナーチェンジを行っていることから、モデルチェンジなどのタイミングでハイブリッドが現れたわけではないようです。

少し唐突のような気もしますが、それだけミニバン市場にハイブリッド車の需要が高まっていたとも言えそうです。

車体の大きさはガソリン車とほとんど変わりません。

エンジンの大きさはガソリン車より少し小さい2.0L、それに電力モーターのアシストがついています。

オデッセイの良さをそのままに燃費の向上を果たしたのがオデッセイハイブリッドだといえます。

ガソリン車とハイブリッド車 どっちがいいか?

ガソリン車に加えハイブリッド車が登場したオデッセイですが、どちらの方がよいのでしょうか?

いろいろと見るべき立場によって変わってくるものですが、燃費からすればハイブリッド車で間違いないと思います。

  • G・AERO Honda SENSING 13.6km/L
  • HYBRID・Honda SENSING 26.0km/L

燃費の比較ではおよそ2倍の差があります。

燃費は走れば走るほど、その差が際立ってくるものなので年間走行距離が多い方ほどその恩恵を得ることができると思います。

一方、オデッセイハイブリッドは坂道など力を必要とする時少しアクセルを踏み込むことが多くなるそうです。

ガソリン車とハイブリッド車ではエンジンのサイズが違います。

ガソリン車は2.4Lのエンジンを積んでいますが、ハイブリッド車は2.0Lのエンジンになっています。

馬力について見てみると、

  • G・AERO Honda SENSING 175PS
  • HYBRID・Honda SENSING 145PS + 184PS(モーター)

ハイブリッド車の方はエンジンとモーターを合わせると、329PSとスポーツカー並みの馬力となります。

ところが、実際にはそうはいかないようです。

確かにハイブリッド車はモーターのアシストが期待できますが、オデッセイハイブリッドのシステムでは電力とエンジンのどちらかだけで走行することが多く、その2つを同時に走行に使う場面があまりないため馬力がプラスになるわけではないようです。

なので、力強い走行をオデッセイに期待するのであればガソリン車も捨てたものではありません。

その他、価格についても調べてみましょう。

  • G・AERO Honda SENSING 3,066,400円
  • HYBRID・Honda SENSING 3,836,400円

ガソリン車とハイブリッド車の、ベーシックモデルについての本体価格を表にしました。

これによると、両車の価格差はおよそ80万ほどになります。

この差をどのように受け取るかはオデッセイに何を求めるかによって変わってくるかとは思いますが、ハイブリッド車の税金面や燃費の良さによってこの価格差を埋めようとするのはまず難しいと思われます。

よく言われるようにハイブリッド車はそれほど財布に優しい車ではないからです。

一般的に燃費の良さによって本体価格の値段の差を埋めようとすると、20年ほど乗る必要が出てきます。

なかなか、20年も1台の車に乗り続けることは現実的ではありません。

なので、ガソリン車、ハイブリッド車のどっちが良いかと言われると、これはもう購入される方がオデッセイに何を期待しているのかということによって変わってくるのだと言えるのです。

まとめ

以上のようにオデッセイのガソリン仕様車、ハイブリッド仕様車について調べてきました。

ガソリン車にはガソリン車の良さがあり、ハイブリッド車にもハイブリッド車ならではの良さがみつかったのではないでしょうか。

もし、強いてどちらがよいのか私個人の判断で評価するのであればガソリン車を選ぼうと思います。

ハイブリッド車は確かに鳴り物入りでミニバン市場に投入された新しい選択肢ではありますが、まだまだその価格はその機能に比べて割高だと思えて仕方がないからです。

とはいえ、省燃費化、環境に配慮した車がこれからのトレンドになることは間違いないでしょう。

これからのハイブリッド市場に期待したいと思います。

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