ステップワゴンの税金はいくら？維持費は安い？値上がり傾向？

ファミリー層に大人気のステップワゴンですが、車に維持費や税金はつきものですよね。

「税金はいくらかかるのか？」「維持費は安いのか？」というのは非常に気になる点だと思います。

購入した後に思った以上に費用がかかって焦らないように、税金や維持費がどれぐらいかかるのかを確認しておくことが大切です。

この記事ではステップワゴンにかかる税金や維持費、そしてステップワゴン自体値上がり傾向にあるのかどうかを紹介します。

【ステップワゴン】税金はいくら？

クルマには、4つの税金がかかってきます。

• 消費税
• 自動車取得税
• 自動車税
• 自動車重量税

ただし、うれしいことに新型ステップワゴンにはエコカー減税が適用されます。

では実際に、ステップワゴン スパーダ クールスプリット Honda SENSING（FF)を例にして確認をしていきたいと思います。

SPADA・Cool Spirit Honda SENSING　<FF>3,051,000円（税込）

本体の消費税

まずは身近な消費税から。

こちらはクルマ購入時にかかってきます。

SPADA・Cool Spirit Honda SENSING（FF)は、税込で3,051,000円。

税抜きだと2,825,000円なので、消費税は226,000円ですね。

自動車取得税

自動車取得税とは、クルマを50万円以上で購入した場合に課される税金です。

ただでさえ消費税がかかっているのに、さらに税金をかけるという問題視されている税金。

(注:消費税10%上がるタイミングで廃止される予定です。しかし、環境性能割税というのが創設されるので、結局とられます。)

新車で購入した場合は取得価格×税率、中古車の場合は残価率で計算されます。

自家用普通自動車を新規で購入した場合は、取得価格×３％で算出されます。

取得価格は、課税標準額（販売価格の９０％程度）にオプションを足した数字です。

SPADA・Cool Spirit Honda SENSING（FF)の、オプションなしで計算してみます。

概算の計算式ですが、

1. 2,825,00円×90%=2,542,500円(課税標準金額、1,000円未満切り捨て）
2. 2,542,000＋オプション＝取得価格（2,542,000円）
3. 2,542,000×3%
4. 自動車取得税＝約76,300円

これが自動車取得税の基本になります。

ただし、SPADA・Cool Spirit Honda SENSINGはエコカー減税対象です。

そのため、自動車取得税がここから２０％減税されます。

• 自動車取得税（約76,300円）×20％＝約61,000円

約15,300円エコカー減税の恩恵がありました。

ちょっぴりうれしいですよね。

自動車税

 

自動車税は1年ごとにかかり、排気量・用途ごとに税額が決まります。

また、年度の途中で購入や取得をした場合は、取得した月の翌月から翌年の3月までの分を月割りで決めます。

(自家用自動車の場合)

• 1リットル以下：29,500円（税額）
• 1リットル超～1.5リットル以下：34,500円（税額）
• 1.5リットル超～2.0リットル以下：39,500円（税額）
• 2.0リットル超～2.5リットル以下：45,000円（税額）
• （以下略）

ステップワゴンスパーダクールスプリットの排気量は1.5リットル以下なので、登録翌年度からの税額は34,500円ですね。

車種によっては自動車税も減税の恩恵を受けることができるのですが、残念ながらスパーダはありません。

年の途中で新規登録した場合は、月割り金額で納付します。

ステップワゴンスパーダクールスプリットだと、以下のとおり。

• 4月登録：31,600円
• 5月登録：28,700円
• 6月登録：25800円
• 7月登録：23000円
• 8月登録：20,100円
• 9月登録：17,200円
• 10月登録：14,300円
• 11月登録：11,500円
• 12月登録：8,600円
• 1月登録：5,700円
• 2月登録：2,800円
• 3月登録：0円

自動車重量税

自動車重量税は新規の登録時や車検の際に、車検の有効期間にあわせてまとめて支払う税金です。

自動車重量税は車両の重量ごとに決まっており、0.5トンごとに4,100円ずつ増えていきます。
（軽自動車を除く）

ただしステップワゴンスパーダの場合は、エコカー減税対象なので、0.5トンごとの税額が2,500円になります。

さらにエコカー減税の25％減税が適用できます。

大きな金額じゃないけど、やはり嬉しいエコカー減税。

ステップワゴンスパーダの車両重量は約1,700kgですから、

• 自動車重量税（2,500×4)=10,000円/年
• 10,000円×25％=7,500円
• 7,500円×3年分（新車購入時、次の車検まで）=22,500円

ステップワゴンスパーダーの新車購入時の自動車重量税は22,500円となります。

ステップワゴン購入時にかかる税金まとめ

実際にSPADA・Cool Spirit Honda SENSING（FF）を購入した場合どれくらいの税金がかかるのでしょうか？

メーカーサイトで概算の見積もりをだしてみました。

本体

• SPADA・Cool Spirit Honda SENSING（FF)は、3,051,000円（消費税226,000円）

諸経費

• 自動車税（10月登録の場合）： 14,300円
• 自動車取得税：61,000円
• 自動車重量税 ：22,500円
• 自賠責保険料（37ヵ月）：36,780円
• 手続代行費用（参考価格税込み）：46,440円
• 預り法定費用  ：6,000円
• リサイクル法関連費用  ：10,520円
• 合計 ：197,540円

赤字が税金部分です。

そこまで目立たない数字ですが、エコカー減税で少しお得になっています。

しかし、こうやって見るとなんやかんやで諸経費ありますね。

【ステップワゴン】維持費は安い？

税金以外にもかかってくるのは維持費ですよね？

• 車検
• 自賠責保険、任意保険
• ガソリン代
• 駐車場代

ここでは、上記の点でみていきたいと思います。

車検

車検の費用は、おおまかに法定費用（重量税、自賠責、印紙代）と整備費用に分かれます。

新車であれば最初の車検は3年後、その後は2年ごとです。

整備費用については業者によりマチマチですが、手数料や部品交換代などが必要に応じてかかってきます。

ここではざっくりと法定費用の部分を計算してみます。

• 自賠責保険料（27,840円/2年分）
• 印紙代（1,800円）
• 重量税（20,000円/2年分）

法定費用だけで合計49,640円かかります。

重量税がエコカー減税の分で抑えられているので、ちょっとお安い。

この法定費用に車検基本料や部品交換などがかかってくると考えておけばいいでしょう。

ネットで簡易の見積もり依頼してみたら、8万台〜が多かった印象です。
(部品交換なしでね)

任意保険

任意保険も保険会社や補償内容によって大きく変動します。

任意保険で多少の費用を抑えることはできますが、個人的にはここは削るところではなく、サポートをしっかりしたい項目だと思います。

万が一に備えて保険は充実させつつ、年間の維持費を考えたいですね。

ガソリン代

ステップワゴンスパーダのメーカーカタログによる燃費は、15.4km/L。

実際のところはどうなんでしょう？

ネットの口コミを調べてみました。

・町の中心だと6～7km/L、高速だと10km/L

・町だと7～8km/L、高速道路だと11km/L。こんなものかなと思う。

・高速では伸びます。短距離ではイメージしているほど燃費よくありません。

・走り方にもよりますが、それほど遠乗りしていないので8km/Lほど

こちらはカタログほどの性能はでていないみたいですね。

ハイブリッド車なら話は別ですが、ガソリン代の節約になるという考えはしないほうが無難かな？と思います。

駐車場代

こちらもお住まいの環境や地域性により変動します。

駐車場を借りる場合などは駐車場の賃料も考えておきましょう。

ちなみに月極駐車場の賃料の全国平均は8000円だそうです。

【ステップワゴン】値上がり傾向？

ステップワゴンは2017年9月にマイナーチェンジがありました。

特にスパーダは、外装・内装・装備において大幅な変更があり、値段が若干上がりました。

また中古の場合でも、ステップワゴンはファミリー層に人気が高く流通台数も多いのですが、需要も高いので中古市場では価格が下がりにくい傾向にあります。

値上がりしているというよりは、あまり下がっていないというのが個人的な印象です。

下図はステップワゴンの新車価格と中古車販売の大手3社の最安値〜最高値を一覧にしたものです。

ステップワゴン

B・Honda SENSING

• 新車価格：2455,920円<FF>、2715,120円,4WD>
• 中古価格：不明

G・Honda SENSING：

• 新車価格：2,661,120円<FF>、2,898,720円<4WD>
• 中古価格：179〜268万円（平均221万円）

G-EX・Honda SENSING

• 新車価格：2,862,000円<FF>、3,078,000円<4WD>
• 中古価格：189.8〜249.8万円（平均237.9万円）

価格がないのは、中古市場でもあまり出回っていないので統計とれませんでした。

平均でみれば60万ほどの下げ幅ですね。

スパーダ（ガソリン車）

SPADA

• 新車価格：2,852,280円<FF>、3,089,880円<4WD>
• 中古価格：185〜320.6万円（平均261万円）

SPADA・Cool・Sprit

• 新車価格：3,051,000円<FF>、3,245,4000円<4WD>
• 中古価格：179〜345.1万円（平均274.9万円）

Modulo X Honda SENSING

• 新車価格：3,419,280円
• 中古価格：225〜345万円（平均275.9万円）

こちらは圧倒的人気のスパーダ。

やはり下げ幅は少ないですね。

スパーダ　ハイブリッド

SPADA HYBRID B

• 新車価格：3,300,480円
• 中古価格：不明

SPADA HYBRID G

• 新車価格：3,350,160円
• 中古価格：279〜359.9万円（平均318.6万円）

SPADA HYBRID G-EX

• 新車価格：3,559,680円
• 中古価格：279〜421.8万円（平均339万円）

ハイブリッドもあまり下げていないです。

新モデルとかでないと、なかなか下がりにくいですね。

【ステップワゴン】ハイブリッド車の方が税金・維持費はおトク？

新型ステップワゴンは、ハイブリッド車とガソリン車に分かれます。

ハイブリッド車だと税金や維持費が安いイメージがありませんか？

実際税金面などでどれくらいおトクなのか調べてみました。

まずは税金面から。

自動車取得税

ステップワゴンハイブリッド車は、自動車取得税が非課税になります。

グレードによりますが、約82,500～89,000円がおトクです。

これはかなりのアドバンテージですね。

自動車税

ステップワゴンのガソリン車だと減税が適用されたなかった自動車税ですが、ハイブリッド車の場合は登録翌年度が減税となります。

減税が適用されない場合だと39,500円ほどかかりますが、減税が適用されて2年目が約10,000円になります。

29,500円ほど減税の恩恵をうけますね。

自動車重量税

うれしいことに自動車重量税が100％免税です。

減税額は30,000円ですから、かなり大きいですよね。

税金面だけをみるとハイブリッド車の方が約15万近くお得にみえます。

維持費はどうなんでしょう？

車検

結論から言えば、2万円ほどハイブリッド車の方がお得です。

こちらの差は重量税の差です。

ハイブリッド車の場合は、1回目の車検では免税が適用されるので重量税分がお安くなります。

ただし、2回目以降の車検で差はでなくなります。

任意保険

こちらは保険会社によりだいぶ変わってきますが、ネットで調べてみるとハイブリッド車の方が割引の種類が多いみたいです。

若干ながらハイブリッド車の方がお得。

ガソリン代

カタログ上だとjco8モード燃費が25.okm/Lで、ハイブリッド車が圧勝です。

口コミをみても、16～20km/Lぐらいとの声が多かったので優秀な数字ではないでしょうか？

駐車場代

こちらはガソリン車とかわりませんね。

こうやって比較してみるとハイブリッド車に気持ちが傾きそうです。

しかし、ガソリン車とハイブリッド車の本体差額を税金とか維持費でカバーするのは結構きついものがあるかなというのが個人的な見解。

肝心なガソリン代もライフスタイルによりますが、年間１～2万ぐらい差が出るかな？というぐらいなので、そこで本体のコストを回収するのは厳しいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか？

減税されている部分にも意識を向けてみると、購入するときの比較も変わってくるかもしれませんね。

うまく減税を活用してオプションに回すもよし、節約するもよしと色々できます。

クルマは大きな買い物ですから、ついつい小さなコストを見逃してがちですが、事前にしっかりと税金や維持費を把握しておきましょう。