皆さんこんにちは。

今回調査するのは、ホンダオデッセイです。

まずは、オデッセイの歴史についてご説明しようと思います。

オデッセイは、1994年に発売され,5代目も続く長寿モデルとなっています。

現在のミニバンブームを巻き起こした張本人ですね。

ただし、最近は他メーカーのミニバンに押され気味であった事は確かです。

オデッセイが他メーカーのミニバンと比較して完全にウイークポイントとなっていたのは、高さでした。

2013年に発売された5代目では、一気に全高を140~150mmあげてきており、商品力を大きく高めています。

そのオデッセイが、もう一つ他メーカーと競うべき項目があります。

それは、現在多くのメーカーが積極的に開発、搭載している「安全性能」です。

今回は、オデッセイに搭載されている安全性能について調査していきます。

現在、各メーカーはそれぞれ名前は違えど、ほど同等の安全技術を開発し展開しています。

基本的には、カメラで前方を確認し衝突を防止する機能。

同様にカメラによって飛び出しや車線を感知し警告、ハンドル操作をする機能

また、レーダー波を発して前車との距離を測定する機能。

様々な機能が多く開発され、日進月歩で進化を続けており、海外では完全自動運転のテストまで行われています。

日本ではまだまだ完全自動運転は認可されないでしょうが、アクティセーフティ、パッシブセーフティへの取組は非常に熱いもので、これからの進化にもとても期待しています。

この機能に、どれだけ柔軟に我々が対応していけるかが、今後の交通事故低減につながるのではないでしょうか。

少々、熱く語ってしまいましたが、オデッセイの「ホンダセンシング」についての調査についてご説明していきます。

ホンダセンシングの口コミ評価は?

オデッセイに搭載されている安全性能(衝突回避支援パッケージ)は、「ホンダセンシング」と命名されています。

具体的な機能としては、以下の通りです。

衝突軽減ブレーキ

約5km以上で走行中に約5km以上の速度差がある前走車や歩行者、約80km以下で走行中の対向車や歩行者に対して作動します。

ミリ波レーダーおよびカメラで前走車・対向車・歩行者を検知し、衝突の恐れがある場合ディスプレイ表示や音で運転手に危険を検知させ、対象へ接近した時にはブレーキ操作で警告を行います。

更に対向車線へはみ出した際にはステアリングの振動も加わります。

緊急時にはブレーキが強く作動して回避行動へ移る機能も搭載しています。

歩行者事故低減ステアリング

約10km~40kmで走行中、レーダーとカメラで検知した路側帯・車線の逸脱または歩行者などとの衝突が予測された際に、警告を画面や音で発した後にステアリング制御を行います。

アダプティブ・クルーズ・コントロール

約30km~約100kmの車速内で、検知された前走車との車間距離と速度差に自動で追従するシステムです。

車線維持支援システム

カメラで検知された車線の中央を維持するようにステアリング制御を行い、逸脱した際は表示や振動で警告を促します。

路外逸脱抑制機能

カメラで車線の検知を行い、逸脱しそうな場合に警告表示と振動での警告後、ステアリング操作の介入をする機能です。

誤発進抑制機能

前走車や障害物が自車から近い位置にある場合、前方はミリ波レーダー・後方はコーナーセンサーで検知し、大きいアクセル操作が行われた際の発進抑制と表示・警告が行われます。

先行車発進お知らせ機能

交差点などで先行車の発進に気づかず停車を続けている場合、表示と警告音で運転者に注意喚起します。

標識認識機能

カメラで読み取った道路標識をディスプレイ内へ表示させ、運転者への注意を促します。

これらの機能を総じて、「ホンダセンシング」とされています。

さて、これらの機能について、体感した方々の口コミを調べてみました。

口コミ

  • 高速道路で急な割込みをしてきた車があったが、衝突軽減プレーキが作動して助かった。
  • 突然車両側に寄せてきた自転車があったが、歩行者自己低減ステアリングが反応し、避ける事ができた。
  • 高速道路の渋滞で、アダプティブクルーズコントロールを使用する事で非常に楽だった。
  • よそ見をしてしまったが、車線維持機能によって早めに気付く事ができた。
  • 先行車が発進している事に気付かないでいる事が少なくなった。

まだまだ、たくさんありますが、やはり前車の追従機能と、衝突軽減ブレーキについて皆さん恩恵を感じている様ですね。

ホンダセンシングの安全性能は、非常に高いもののようで、皆さん高評価をつけていました。

ホンダセンシングは、デビューと共に非常な高評価を得た、スバル・アイサイトと、トヨタ・セーフティセンスの双方の機能を持つ、現時点で最高の機能を持つと言われています。

なお、筆者も他メーカーですが、このような安全機能を搭載した車を所有しています。

これらの機能は、今までの運転とは全く違う意識を持たなければ、完全に扱えるものではないと感じています。

様々な機能を持つ事を十分に認識し、活用することで、本来の安全性能が活用できるでしょう。

使い方やボタン操作は?

オデッセイの操作ボタンは、およそ3つのエリアに分かれています。

  • モニター・シフトノブエリア:エアコン等の操作
  • ステアリング左エリア:オーディオ、ナビ等の操作
  • ステアリング右エリア:ホンダセンシング関連等の操作

エアコンの操作は、表示も大きく非常に使いやすく作られています。

またその表示角度も平面に近く、数字が直感的に理解できる構造です。

その他の操作系統は、基本的に全てステアリングに備えられているボタンによって行います。

ステアリングには左右に同じようなスイッチが備えられており、左側はオーディオやナビ等の操作がメインです。

右側が、ホンダセンシングの機能設定等が可能なスイッチ類となっています。

一番上にメニューボタン、その下に周囲に方向キー、中心にボタンがあるという配置です。

文章でお伝えするのがなかなか難しいですが、左側はナビ・オーディオ、右側が走行関連と覚えておけばよいでしょう。

こちらを走行中に操作する事で、クルーズコントロールなどを使用する事ができます。

ちなみにレーンキープの操作も、この右側にあるスイッチ類で行う事ができます。

このステアリングスイッチを使った機能選択については、当初は若干使いづらいと感じましたが、慣れてくれば慌てずに使いこなせる様になるでしょう。

なぜステアリングに装着するか、やはり運転操作と同調して直観的に操作させようとする目的であろうと思われます。

最初は手間ですが、頑張って使い続けて下さい。

まとめ

今回の調査はいかがでしたでしょうか?

オデッセイの安全性能は、本当に素晴らしいものだと感じました。

これは非常に優秀な機能を持った装備です。

安全性能は、今後自動車を購入する際、非常に重要なポイントとなるでしょう。

その使用方法を理解し、万全の活用を行っていく事が、安全運転を継続する上でも非常に重要なことだと思います。

ただ1つ懸念するのは、この安全性能を過信する事です。

実際、高速道路では半自動走行になり、ステアリングも自動で切ります。

前車との間隔も適正に読み取り、定感覚で追従していく、ここまで便利な機能を日常的に使用すると、ともすればその機能を過信し、思わぬ事故を招いてしまうかも知れません。

率先して事故を減らす機能を過信する事で、事故を発生してしまっては本末転倒です。

どうか、その機能を完全に理解するように努め、今までと同じように安全に楽しくオデッセイを運転される事を願いつつ、今回の調査を終わりにします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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