今回調査するのは、ホンダオデッセイです。
まずは、オデッセイの歴史についてご説明しようと思います。
オデッセイは、1994年に発売され,現行型は5代目です。
当時、どのメーカーもいわゆる「RV」を販売しつつあり、ホンダのみがRVのラインナップがありませんでした。
開発費削減の苦肉の策として、当時のアコードのプラットフォームを使用し、また生産ラインもアコードと共有できる様に工夫し、満を持してホンダが提唱した「クリエイティブ・ムーバー(生活創造車)」の第1弾として発売されたオデッセイは、大ヒットとなりました。
自社の独自性を大切にするホンダ、その基幹車種のオデッセイについて、調査を開始していきましょう!
値引き相場と目標金額は??
筆者が調査した値引きについてのデータは、以下の通りです。
- 本体値引き価格0~50万円
- OP値引き価格 0~15万円
本体値引き50万円とは、非常に高い数値ですね。
ですが、これは相当な?理由があったのではないかと思われます。
筆者もここまでの値引きは経験した事がありません。
いや、一度だけあった事を思い出しました。
某メーカーで、フルモデルチェンジ後に人気が低迷して、頻繁にモデルチェンジをした車種がありました。
その車種の初期型、つまり不人気の原因になったモデルの在庫処分をディーラーが検討していたタイミングに、たまたま物好きな筆者が出くわしたのです。
筆者的には、そのデザインはとても魅力的に思えたのですが…….。
ただ筆者も、指名買い的な態度は控え、交渉の結果、破格の50万円引きを引き出しました。
その車種は、購入後すぐにマイナーチェンジを行い、筆者の型式は途端に旧型と化しました。
当期非常に中古の値段が下落していたのを記憶しています。
最近、ネットでその車種の行方を追ってみたところ、発売後15年程度を経て、こなれた金額と素性の良さで再評価され、人気が上がっているそうです。
なんとなく、胸がスッと軽くなりました。
そんなこんなで、そういう特殊なタイミングでの購入ができれば、この大台に乗った値引きの可能性は高くなりますが、現在オデッセイはまだまだ新しく、それは現実的ではないでしょう。
現実的に、データの中間が実質値引き平均と判断したいと思います。
- 本体値引き価格25万円
- OP値引き価格7万円
今回、皆さまにお話しする値引きの目標金額は、「トータル32万円前後」として交渉していく事をお勧めします。
値引きの限界は?
色々と調査してみると、値引きの相場は、その車両価格のおおよそ「10%~30%程度」のようです。
値引きの限界は、そのディーラーの現在の目標達成率(ノルマ)が大きく関係してくる問題です。
通常、ディーラーはメーカーから車両を仕入れ、ユーザーに販売します。
その際に、いわゆるノルマが設定され、その達成如何によって報奨金が発生します。
関連するオプションの値引きについても、この報奨金が密接に関連してくるでしょう。
オプションの利益率は、かなり低い様ですので、やはり本体との関連付けで利益を確保すると予測します。
このタイミングに運良く出くわすかどうかと共に、「このお客は購入する可能性が高い」とディーラーに認識させなければなりません。
それが、交渉の初めから限界値引きを要求したらどうなるでしょうか?本当に買うつもりがあるのかと疑われる事は間違いありません。
交渉は、やはり10%程度から徐々に詰めていく事をお勧めします。
また、営業担当とよりよい関係を築く事も忘れずにいて下さい。
値引き交渉術とは?
前項でも説明しましたが、値引きには様々な条件が密接に関係してきます。
- ディーラーのノルマ達成率
- 前項でも述べた通り、ディーラーはメーカーから車両を仕入れますが、ノルマ達成如何で報奨金が発生します。
- この報奨金が、値引きにも密接に関係してきます。
- 販売員のノルマ達成率
ディーラーノルマは、イコール販売員のノルマと言っていいでしょう。
販売員は毎月、かなりハードルの高いノルマを課せられているはずです。
その達成状態で、自身の給与が変動するとすれば、これはもう必死で契約を狙ってきます。
ただし、このノルマが達成されている販売員は、大きな値引きを引き出す事が難しくなるでしょう。
販売に関わる本人へのバックは、販売総額も関わっている様です。
つまり、ノルマが達成されてしまっている販売員は、極端に言うとその月はもう売れなくても良いわけで、よしんば売れたとしても大きな値引きはしたくないはずです。
この販売員の状態がどうかというのは、やはり接客される際の「運」にかかってきてしまいます。
通常、ノルマの締めは15日か月末に設定されているはずです。
車が欲しいと心の中で決めていても、焦らずにじっくりとディーラーに足を運び、タイミングを見極めましょう。
そのほか、値引きに関係する項目もあります。
自動車保険の加入
購入と同時に、そのディーラーで保険へ加入する事も、値引きへの近道です。
昨今のディーラーは、かなり多角化して色々なものを販売しており、保険や携帯、また変わり種ですとコピー機なども販売しています。
もしタイミングが合えば、これらの付帯品、関連品の購入を合わせ、値引きを引き出す事も可能です。
ローンの利用有無
筆者は車の購入について、ほとんどローンを使用しています。
いつか、現金一括払いなんてしてみたいですが。
このローンですが、ほとんどのディーラーが系列のローン会社を持っています。
ローン契約では、当然のごとく金利が発生してきます。
金利利益分も、間違いなく値引きに関連してきますね。
決算期
通常、決算期は3月か8月、9月と言われています。
この決算期では、先にお話しした報奨金が密接に関係してきます。
ちなみに決算期のノルマカウントは、その月末までの登録が条件になってくる様です。
つまり、決算期にディーラーに行くだけでは、このチャンスを有効活用できない可能性が高いです。
決算期前、少なくとも2~3か月前からディーラーに足を運び、交渉を開始しましょう。
ライバルディーラーの数
これは、現在お住まいの地域が密接に関係してきてしまうので、地方にお住まいの方は若干不利かも知れません。
同じメーカーのディーラーでも、地域に数店舗存在する場合があります。
それぞれが、その販売実績を競っている為、競合店が多ければ多いほど、購入者側にとっては有利になります。
ただ、地域的にディーラー数が少ない場合ですと、この競合ができず困難になってしまいますので、なかなか難しいところではあります。
もし、購入後のメンテナンス等に不備がなければ、よく行くお出かけ先での購入、などという形もアリかも知れません。
まとめ
今回の調査はいかがでしたでしょうか?どんなものでもそうですが、少しでも安く購入したいという気持ちがあります。
自動車は非常に高い買い物の部類ですので、なおさらですね。
この思いを達成する為には、様々な要因を分析しつつ、慎重に対応していく必要があります。
しかし、値引きにばかり意識が向き、販売員、お店の方との関係が悪くなってしまってはいけません。
お互いに大切にしあえる関係を築く事が、一番大事な事だと筆者は思います。
今回の記事を見て、皆さまが少しでも安く、またより良い人間関係を持ってオデッセイを購入できる事を願いつつ、今回の記事を終わらせて頂きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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