ファミリーカーとして、更にはカスタム・ドレスアップのベースとして、今も多くのユーザーに愛されるステップワゴンがデビューして20数年が経過しました。
ホンダを代表するミニバンとして、今も高い人気を誇っております。
現行モデル（RP型）は2015年にデビューし、更に2017年9月28日のマイナーチェンジで、ステップワゴンSPADAに「スポーツ・ハイブリッド」と呼ばれるi-MMDを搭載したハイブリッドモデルが追加されました。
今回は、ステップワゴンのグレードによる価格・装備の違い、更に中古車の相場をご紹介したいと思います。
ステップワゴンの価格は？
まずは、現在販売されているグレードを見てみましょう。
ステップワゴン（1.5Lターボモデル）
- B・Honda SENSING：〈FF〉2,455,920円/〈4WD〉2,715,120円
- G・Honda SENSING：〈FF〉2,661,120円/〈4WD〉2,898,720円
- G・EX Honda SENSING：〈FF〉2,862,000円/〈4WD〉3,078,000円
- Modulo X Honda SENSING：〈FF〉3,419,280円
ステップワゴンSPADA
- SPADA・Honda SENSING：〈FF〉2,852,280円/〈4WD〉3,089,880円
- SPADA・Cool Spirit Honda SENSING：〈FF〉3,051,000円/〈4WD〉3,245,400円
- SPADA HYBRID B・Honda SENSING：〈FF〉3,300,480円
- SPADA HYBRID G・Honda SENSING：〈FF〉3,350,160円
- SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING：〈FF〉3,559,680円
SPADAも含めると、これだけのラインナップが用意されておりました。
尚、ハイブリッドモデルはSPADAのみ設定、FF車のみラインナップされております。
ハイブリッドモデルと1.5Lターボモデルの差額は、SPADAの最安モデルが2,852,280円、SPADA HYBRIDの最安モデルがHYBRID Bの3,300,480円で、だいたい＋45万円でハイブリッド機構が手に入ると見て良いでしょう。
（実際は装備の違いなど有るかも知れませんので、そこは後の項で…)
そしてステップワゴンの最安値モデルはB・Honda SENSING〈FF〉の2,455,920円に対し、最高値はModulo X Honda SENSING〈FF〉の3,419,280円となっております。
ほぼ同じ予算でハイブリッドにするか、ステップワゴンの特別仕様車にするか、悩んでみるのも良いかも知れませんね！
グレードによる装備の違いは？
ここまで、グレードと価格の差を比較してみました。
それでは、グレード別の装備の違いを見てみましょう。
安全装備・運転支援機構
まず、衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能などを含む運転支援システムであるHondaSENSINGは、全車種に標準装備されております。
LEDハイマウントストップランプ、アイドリングストップ機構も全車種標準装備です。
LEDヘッドライトがSPADA専用装備となっており、車両接近通報装置、電子制御パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機構など一部の安全装置はSPADA Hybridのみの装備となっております。
快適装備・メーター
サイドビューサポートミラー、パワースライドドア（G・Honda SENSINGは左側のみ）、イージークローザー、マルチインフォメーション・ディスプレイ等が、全車種に設定可能です。
右側のパワースライドドア、Hondaスマートキーシステムなど、一部の装備は最安値グレードのG・Honda SENSINGのみ装備されておりません。
ワンタッチウインカー 、テレスコピック&チルトステアリング、パワーウインドウ (挟み込み防止機構付)、リアヒーターダクト 、アレルフリー高性能脱臭フィルター 、車速
連動オートドアロック、運転席ハイトアジャスター 、ヘッドライトオートオフ機能が、全タイプ標準装備となっております。
インテリア
インテリアイルミネーション、シルバーメッキのエアコンノブなど、一部の見た目に関わる装備は、最安値グレードのG・Honda SENSINGでは設定できません。
ブラックコンビシートはSPADAの上位モデル、およびModulo Xの専用装備となっております。
メーカーオプションである2列目6:4分割ベンチシート (センターアームレスト付)は、ハイブリッドモデルでは選択不可となっております。
2列目キャプテンシート、インパネアッパーボックス、助手席シートバックポケット、コンビニフック、防眩ルームミラー 、ドリンクホルダー、スライドドア・ボトルホルダー (両側)、大型アシストグリップ (スライドドア)、3列目分割床下格納シート〈マジックシート〉 、大容量ラゲッジアンダースペース等が、全タイプ標準装備となっております。
エクステリア・ガラス
狭い駐車スペースでも乗り降り可能なわくわくゲートは、最安値グレードのG・Honda SENSINGのみ装備されていません。これは残念！
フロントウインドウガラスは遮熱・UVカット機能が与えられていますが、Hybridモデルでは更に遮音性能が追加されています。
フロントグリル、バンパー、サイドガーニッシュ等、SPADAには専用の外装が装備されております。
尚、SPADAは専用バンパーが装備されているため、全長が少し長くなり、クールな見た目と引き換えに3ナンバーサイズになってしまいます。
高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラス、車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー、ウォッシャー付間欠リアワイパー等が、全タイプ標準装備となっております。
中古車の価格は？
次に、中古車の価格を見てみましょう。
Goo-netで2018年9月現在、公開されている中古車の価格帯は以下の通りです。
ステップワゴン（1.5Lターボモデル）
- B・Honda SENSING： 149.8万円〜209.9万円（8件）
- G・Honda SENSING： 179万円〜268万円（19件）
- G・EX Honda SENSING： 178.8万円〜285万円（22件）
- Modulo X Honda SENSING： 225万円〜345万円（14件）
フルモデルチェンジが2015年ですので、まだまだ中古車の流通数も少なく、極端に安い個体もは見られませんでした。
最安物件は、2015年式のB・Honda SENSINGで既に走行6万kmを超えている個体ですが、それでも3年落ち程度ですので、そこまで大きく値落ちはしないようです。
また最高値モデルはModulo X Honda SENSINGの345万円でしたが、これは走行距離4kmですので登録済み新車のようです。
Modulo Xは、大半の物件が250万円〜300万円の間で推移しておりました。この価格帯であれば、そこまで中古車のメリットは無いかも知れませんね。
ステップワゴンSPADA
- SPADA・Honda SENSING： 185万円〜320.6万円（120件）
- SPADA・Cool Spirit Honda SENSING： 179万円〜329万円（108件）
- SPADA HYBRID B・Honda SENSING： 公開情報なし
- SPADA HYBRID G・Honda SENSING： 289万円〜359.9万円（28件）
- SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING： 279万円〜421万円（138件）
ステップワゴンSPADAは、ハイブリッドモデルが導入されたのが2017年のマイナーチェンジだから、まだ中古車のタマ数も少ない・・・かと思っておりましたが、試乗車・デモカー上がりの個体も含めれば、ステップワゴンに比べれば圧倒的な数でした。
そもそも、1.5Lガソリンモデルも含めて、SPADAのほうが圧倒的にタマ数が多いところを見ると、やはりステップワゴンの販売台数の大半がSPADAで占められているところが見てとれます。
こちらも、まだまだ発売されてから時間が経ってないので、余りにも安い個体というのは見当たりません。
RP型のSPADAが発売された直後の2016年〜2017年式の1.5Lターボモデルで、ギリギリ200万円を切る個体が散見される程度でしょうか。
一般ユーザーが使用した個体は、まだ1回目の車検すら終わってないので、1回目の車検が切れた個体が出回り始める2019年以降、更に多くの中古車が試乗に出回ると考えられますので、中古での購入を検討されている方は期待しましょう！
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