スペイン語の「7」Siete(シエテ)と、英語の「楽しませる」entertain(エンタテイン)を組み合わせたのが車名の由来のシエンタ。
コンパクトミニバンの先駆けとして注目されていたモビリオの対抗馬としてトヨタ自動車が投入し、大ヒットしてからのモデルチェンジ。
車にとって「過渡期」とも言えるこのモデルの口コミはどうでしょうか?
また、気になる「総額価格」や「値引き」はどこまでいけるのか、を探っていきたいと思います。
新型シエンタ2018
2018年現在2代目となるシエンタは、業界からするとまだまだ若手車種です。
2003年にデビューして、コンパクト且つ多人数乗車可能なことから女性、特に「ママさん」から絶大な支持を獲得しています。
それは偏に「使い勝手の良さ」に尽きると言ってもいいかもしれません。
まずは、両側スライドドアで狭い駐車場でも隣の車を気にすることなく人や荷物の出入りが可能で、特に「週末の幼稚園のお迎え」は持って帰る荷物も多く、ヤンチャ盛りのお子さんに気を取られているうちに隣の車に「ガン!」なんてこともなくなるので、ママさんにとっては嬉しい装備でしょう。
次に、床下格納式の3rdシートは、従来の跳ね上げ式とは比にならないほどのラゲッジスペースを確保してくれます。
これは燃料タンクの薄型化によるもので、世界最薄(当時)とされたアルミメッキ鋼板製薄型燃料タンクを採用、12㎝という驚愕の薄さのタンクで、この恩恵として3reシートが2ndシートの下に、ヘッドレストを付けたまま格納することが出来るのです。
さらに、ユーザー層が女性であることを睨んでいたため、シートの格納が簡単、且つ少しの力で行えるように設計されているという、粋な計らい。
そして、運転のし易さ。
女性ドライバーの多くが苦手とされているのが、「ボンネット」と言われています。
空間認知能力に優れる男性にとっては然程気にならないボンネットも、女性からすれば障害物でしかなく、運転のストレスに晒され、「いつかぶつけるんじゃないか」という不安と闘いながら運転する羽目になるのです。
しかしこのシエンタ、ボンネットはあるものの最小限で、ドライバーの視野に入りにくい角度で設計されています。
このボンネットのストレスが軽減されるだけでも、女性がチョイスする理由に充分な効力があるんですね。
そして迎えたモデルチェンジ。
ターゲットを女性、ママさんからファミリーにまで拡大し、多彩なシートアレンジとHYBRID仕様を武器に、新たな市場獲得を目指します。
口コミ
デザイン
アウトドアで欠かせないものの一つに、トレッキングシューズがあります。
俗に言うアウトドアシューズですね。
2代目シエンタは、女性ウケする「丸みを帯びて可愛らしい」フォルムから一転、シャープでスタイリッシュな「トレッキングシューズ」をイメージした姿へと変貌を遂げます。
これは、ターゲットがファミリーユーザーに移行したことに起因すると考えられますが、実際どうなんでしょうか?
- 化け方(モデルチェンジ)が斬新。
- 切れ長のヘッドライトが格好いい。
- 全体的にスタイリッシュで見栄え良し。
パパさん的には、好感触のようですね。
- 可愛さが薄れた。
- 旦那専用機にされそう。
- リアビューが顔文字みたい。
- ヘッドライトが好戦的に見える。
顔文字はともかく(笑)やはり、ママさん的には残念な意見が圧倒的大多数を占めました。
インテリア(内装)
個性的に変身したシエンタの見た目、デザインに目が行きがちですが、内側はどうなんでしょうか?
まず、6人乗りか、7人乗りかの乗車人数で使い方が変わってくるのが大きな特徴です。
6人乗りの場合は2列目シートの中央に小物入れとアームレストが装備され、6人乗り、7人乗り共にウォークスルーではなくなります。
3列目シートは、足元がギリギリになっており、快適とまでは言えないものの、大人2名が十分座れるスペースは確保されています。
ただ、床下格納式であるがゆえに、クッション性は見劣りする部分がありますね。
- デザイン性の向上で「安っぽさ」が薄れている。
- センターメーターを運転席側に移動したのは正解。
- 小物入れ等の収納が少ない。
- ウォークスルーが欲しい人もいるのではないか?
- 床下格納式のためか、3列目シートが補助席レベル。
インパネ周りのデザインでコンパクトカー特有の安っぽさが薄れたことに喜びを感じる声と、シート関連に残念さを抱く意見が多くみられましたね。
コンパクトカーの泣き所、といったところでしょうか。
燃費
リニューアルしたシエンタには、ガソリン車とハイブリッド車がラインナップされます。
それぞれの燃費は…
- ガソリン車:20.2km/ℓ
- ハイブリッド車:28.8km/ℓ
となっています。
ちなみに、ライバル車であるフリードHYBRIDは21.6km/ℓ、その差7.2km/ℓ。
HYBRIDにいち早く取り組んだトヨタ自動車の意地が伺えますね。
- 実走平均20km/ℓ以上でているので、満足。
- ガソリン車でも高速をメインでなら実走で20km/ℓに届く。
ハイブリッド車は勿論、ガソリン車でもかなりの低燃費を実走で体感しているユーザーがほとんどですね。
ライバル車種に燃費性能で頭一つ出し抜いた、と言ってもいいんじゃないでしょうか。
総額価格
賛否両論があるほどに個性的なモデルチェンジをしたシエンタ。
一番気になるのは、価格ではないでしょうか。
そんな気になる価格を、車検も含めた総額費用をまとめていきたいと思います。
- 車両本体シエンタ1.5G: 2,020,680円
- 諸費用(車検込み):187,267円
- 合計:2,207,947円
(オプションなし、値引きは含まれていません。)
クラス最高レベルの燃費性能、ママさんユーザーが実証した実用性、コンパクトカーであるが故の「限界」が垣間見えたりしますが、総じて高次元でバランスがとられている車両が250万円を切りました。
あなたは高いと見ますか? 安いと見ますか? はたまた、相場通りとクールな見解を示しますか?
値引き
忘れてはならないのが、これでしょう。
ディーラーに出向き、担当者に「シエンタの見積もりをお願いします」と言えば、すぐに見積書が作成されます。
へたすれば、何も言っていないのに値引き額を提示してくるスタッフも。
「じゃあ、これで契約します」なんて言える人は少数派でしょう。
まずは入念な下調べを行い、交渉に慣れた人に相談するなど、人脈を駆使して値引き目標額を決め、ライバル車と迷っている小芝居まで打ってベストな落としどころで契約するのが賢い買い方のスタンダード。
交渉というのは、相手の要望を払い除け、自分の主張を押し通すことではありません。
相手の要望を受け入れつつ、自分の主張を相手に承諾してもらう、「WIN&WIN」の状態になることが最良の交渉術です。
つまり、相手(ここで言うディーラー営業マン)をよく知ることから始めます。
営業マンは、形は違えど「ノルマ」を課せられています。
その中で、新規顧客の獲得はノルマ達成の大きな足掛かりになるため、新車見積もりを依頼する顧客は「逃したくない」という心理が働きます。
そして、ディーラーは、「車は受注されてナンボ」という思惑でいます。
中古車販売店のローンより、ディーラーの方が金利が低かったりするのも、このためです。
そこでテッパンなのが、「ライバル車種と迷っている」小芝居。
それによって、ライバル車に流れてしまう恐怖が営業マンにちらつき、「ここまでだな」と思ったところで最後のひと押し「もう少し値引きしてくれたらこの場で契約します」と落としどころを提示するのが一連の流れですが、このことは営業マンも周知のことなので、落としどころを誤ると突っぱねられる可能性もあるので、ご注意ください。
では、どのくらいの値引きがされるのか、まとめてみました。
・ディーラーが最初に提示する値引き額
180,000円~230,000円
これは、顧客にお得感を得させるためにディーラーが用意した「この値引き額で契約とれればウマー」的なものです。
・平均値引き額
250,000円~320,000円
取材した中には、約50万円もの値引きに成功した例もありますが、内容がヘヴィ且つ突発的なアクシデントもあり、交渉期間も長く、誰しも狙えるものではありませんでした。
220,000円~250,000円の値引きにまで持っていけたら、良い交渉が出来たと思っていいと思います。
まとめ
好みが別れる程、個性的なモデルチェンジをしたシエンタ。
とはいえ、内装のデザイン性の向上によって運転し易く、安っぽさが薄れ、車内空間も無駄なく使えて燃費も優秀とくれば、車的には優等生であることは間違いないですね。
ただ、外観は人によっては奇抜に映るのも否定はできませんが、よくシエンタを見かけるようになると、不思議と奇抜さは薄れていくものなんですね。
もっと出回るようになれば、外観を突っつく人も少なくなるのではないでしょうか。
最近なんでみんな下取りをディーラーから一括査定会社にしているんですか?
今はディーラーで3万円しか値がつかない車が、実は50万円で売却できることもあるんですよ。
え?どうしてですか?
なぜかというと、ディーラーは車を売る専門。買取業者は車を購入するのが専門。なので、ディーラーは適正な価格をあまり知らないんです。
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