今の日本メーカーのミドルサイズのミニバンは激しい市場争いが繰り広げられており各メーカーが新技術を導入したり、燃費を向上させたりと色々な形で顧客を獲得しようと頑張っています。
ここで今回はその激しい売り上げ競争の中でも上位にある人気ミニバンのセレナ・ステップワゴン・ヴォクシーの三つの違うメーカーを比較して燃費や価格・乗り心地はどんな感じなのかを比べていきたいと思います。
セレナ・ステップワゴン・ヴォクシーの燃費は?
この三つはミニバンと呼ばれるカテゴリーでもミドルサイズの車種で、結構似たような装備や機能を持っていますが、まさに各メーカがこぞって争っているのはどれだけ低燃費にさせられるかと思うのでこの人気車種の三つで比べていきたいと思います。
まずは普通のガソリン車の場合JC08モード燃費は、セレナ15~17.2km/L,ステップワゴン17km/L.,ヴォクシー14.8~16km/となりヴォクシーが若干劣っていてステップワゴンが幅がなく燃費はいいですが結果はあまり変わらずな気もします。
次に今は主流になりほとんどの方が選ばれるハイブリッド車の燃費について見ていきたいと思います。
ハイブリッドでのJC08モード燃費は、セレナe-POWERが26.2km/L、ヴォクシーハイブリッドは23,8km/L、ステップワゴンスパーダが25km/Lとなっていてハイブリッドになると今度はセレナが一番優れて次にステップワゴンがきて最後はまさかの二回連続最下位のヴォクシーという結果になりました。。
ここまでで見るとガソリン車はステップワゴンに軍配が上がり、ハイブリッド車はセレナが一番ですね!
残念ながら今まで他のメーカーがハイブリッドを出てなかったときは敵無しの燃費を誇っていたヴォクシーがどちらともで最下位になるという意外な結果になりました。
しかしそこまで差が出るわけでもなかったので高い標準でどのメーカーも燃費を競っていることが伺えますね!
燃費を評価してくれるJC08モードとは?
さっきほどから出てくるJC08モードですが耳にしたことあるだけでどんなのか分からないと思うので簡単に説明すると、市街地などの様々な走行を想定して一定のパターンで車を走らせて、その時の燃料の減りを見て1リットルあたりの燃費を算出することを言います。
「様々な場所を走行を想定するって車校(自動車学校)みたいなコースがあってそこで走らせるのかな?」なんて疑問が出てくるかもしれませんがそんなコースは無いんです!
じゃあどうやって測るのかというと測定機ローラー(シャシダイナモメータ)に車を乗せてタイヤを回転させて燃費を出していきます。
ここで「まさか?」と思う人はいるかもしれませんがそのまさかでカタログ燃費と実燃費が違うと思ったことはあると思いますがこの方法で測定しているからです!
精度でいうと実燃費はカタログ燃費の70~85パーセントと言われているので測定する際にはいろんな条件(走行抵抗値やエンジンが冷えている状態など)を設定して現実の走行環境に近づけるのですがやはりまだまだ正確な燃費を出すのは厳しいです。(暑かったり寒かったりでエアコンも使ってしまうし。。)
セレナ・ステップワゴン・ヴォクシーの価格比較!
引用:トヨタ公式HP
この3車はハイブリッドが人気があるためハイブリッド車で比較したいきたいと思います。
セレナのe-POWERハイウェイスターVが340万円、ヴォクシー ハイブリッドZSが326万円、ステップワゴンスパーダハイブリッドGホンダセンシングが335万円程度になっており先ほど燃費で遅れをとったヴォクシーが一番安くなったが、他の二社が採用しているスライドドアの電動機能をオプションで付けなければならずお子さんがいる方とかは付けたいと思うので別途で6万程度取られて総額約332万円と他の二つとほとんど変わらない値段に落ち着きそうですね。
しかしこれは車体価格なので他にもかかってくる予算がありますよね?そう車を持つ上で考えなければならない税金です。
ヴォクシー とステップワゴンのハイブリッドは排気量が2リッターになるため自動車税は3万9,000円ですが、セレナe-POWERはhatudennyou1.2リッターエンジンなので3万4500円になり年額5000円の節約になりこの5000円をガソリン代などに当てれるのでセレナのお得感はありますね。
車体価格で考えれば僅差でヴォクシーで長く乗ることを考えてるのであればセレナになりそうです。
セレナ・ステップワゴン・ヴォクシーの乗り心地比較!
次にセレナとステップワゴン・ヴォクシー の乗り心地を比較していきます。
セレナの乗り心地は全体的に足元が広くスペースを広く確保できるため乗り心地が良い印象です。
やっぱり足元が狭いと窮屈に感じるので足元が広いほうがいいですよね!
セレナの後部座席はシートを自分で用途にあったアレンジをすることで大人も子供も乗りやすい一台になってます。
ヴォクシーの乗り心地は人の好みに分かれる堅めなシートがありお尻もフィット感があり乗り心地がいいと言われています。
ただセカンドシート座り心地がイマイチで収納スペースにもなるので仕方ないのかもしれませんがたくさん人を載せる可能性があるミニバンでは弱点になりそうですね!
三列目シートは背もたれも倒せないので居住性に関しては低いかもしれないです。。
ステップワゴンの乗り心地は静粛性が売りでロードノイズが少ないため乗り心地が良いという印象です。
静粛性というとタイヤの性能も大きいとは思いますがロードノイズを抑える遮音性能がますます改善されたのとターボ化してエンジンのトルク性能が上がり、高速道路やアクセルを踏んだ時に今までよりもエンジンの回転数が抑えられて音が少なくなり静粛性が向上したのではないかと思います。
三つともそれぞれ別の観点で乗り心地が違いますが、スペースを自分でつくれて足元を広く感じれるセレナかロードノイズの少ないステップワゴンがやはり乗り心地はとても良い印象があります。
人気車種どうしで比較して見てわかったこと
3車ともに意外と突出した差もなくどれを買っても後悔はしない内容になっていると思います。
あとはインテリアやエクステリアの好み・車の下取り価格などになってくると思います。
インテリアに関してはここまであまりいい所ないヴォクシーが黒で統一されており高級感があって良いですね。
エクステリアに関しても個人的にヴォクシーの煌きがこれはファミリーカーか?と考えさえられるほど豪華な見た目になっておりかっこいいですね!
結婚をしていない若者や1人身の方にもみんなを乗せて遊びに行けるため人気がありそうです。
車のリーセルに関してはなんとヴォクシーが一番ですね!車のリーセルは人気車種になると昔の型が好きな人が旧車などを好んで買う事はありますがミニバンのようなファミリーカーは安全機能や充実したオプション・燃費の良さは年々変わっていくので新しいほうが人気の傾向にあります。
しかし買取業車やディーラーは国内に売る事はほとんど考えていません!
日本の特徴で10年落ちや10万キロ以上走っている車は買い替え時期というのが頭にあるからなのですが、ここはさすがの世界のトヨタで海外における人気がすごいので信頼性が抜群で海外に輸出できるからヴォクシーは高いリーセルを生み出せるのです。(トヨタ半端ないって!!そんなんできひんやん・・)
まとめ
今回はセレナ・ステップワゴン・ヴォクシーを比較して燃費や価格・乗り心地などを見ていきました。
比較することで3車とも高い水準で作られておりどれもミドルクラスのミニバンで人気車種ということがうかがえる内容になっていました。
車を購入するときは燃費や価格も大事ですが高い買い物になるので、自分の好みや家族の意見を取り入れてお気に入りの車を見つけるのもいいと思います!
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