皆さんこんにちは。
今回は日産セレナの特定グレードについて調査報告していきます。
皆さんは、ニスモという言葉をご存じでしょうか?ニスモは、NISMOと表記され、Nissan Motorsports International CO.LTD.の略となっています。
日産の子会社としてモータースポーツ向け自動車部品の設計・製造・販売、レースへの参画などを行っています。
レースに興味がある方はご存知なのではないでしょうか?なお参戦しているレースは以下の通りです。
- 全日本ツーリングカー選手権
- 全日本ラリー選手権
- 全日本F3選手権
- ジャパン・スーパースポーツ・セダンレース
- ル・マン24時間レース
- 全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権
- スパ・フランコルシャン24時間レース
- デイトナ24時間レース
- 全日本GT選手権/SUPER GT
この豊富なレース経験と実績を市販車用のパーツ開発に生かし、コンプリートカーを日産車両各種に設定しているのです。
セレナニスモ仕様の価格は?
セレナに設定されているニスモ仕様ですが、エンジンの選択肢はありません。
また、駆動方式も1つのみです。
2.0リットル直噴2WDで、3,500,280円の価格設定となっています。
なお、ニスモ特別装備として、専用スエード調シートか、レカロ社製スポーツシートのいづれかが選択可能です。
ホイールサイズは、205/50-17が設定されています。
ミニバンのホイールとすれば、低扁平のタイヤですね。
また、17インチという点も、エクステリアにシャープな印象を与える一因となっています。
エクステリアと言えば、ニスモ仕様はエアロパーツのロア部分に、レッドのアクセントラインが入っています。
これはニスモ仕様共通のデザインですが、かなり良い感じです。
なお、筆者は日産ノートのニスモ仕様も見た事がありますが、こちらもノーマルのノートとは比べモノにならない程、印象を変えていた記憶があります。
日産とニスモの本気度がひしひしと伝わってきます。
画像は、もちろんHPでも確認できますが、ぜひ、実車を見て下さい。
その迫力とカッコ良さに驚く事間違いなし、です。
燃費は?
気になる燃費ですが、なんとHP上カタログでの表記はーとなっていて、確認できませんでした。
このような表記は、よくレース用のオートバイでも見られます。
ただ、ハイウェイスターGグレードが16.6㎞/Lである事を考慮すれば、おおよその参考値として捉えても良いのではないかと思います。
ちなみに、ハイウェイスターGの重量は1,650㎏、ニスモ仕様は1,720㎏です。
この重量差は約70キロとなっていて、成人男性1人分といったところでしょうか。
ただ、スポーツカーの場合、70キロの重量増は非常に大きなものとなります。
セレナニスモはいかがでしょうか?やはり、試乗車で実数値を確認又はそのデータを基により具体的に予測するのみかと思います。
馬力については、両車ともに同等でした。
実燃費としては8~10㎞/Lといったところかと想定しましょう。
試乗の評価は?
今回、セレナニスモ仕様を試乗するにあたり、事前にそのチューニング内容を確認してみました。
エンジン本体はノーマルと同じですが、ECUのマップが変更されており、スタートから中間加速でのレスポンスを強調するセッティングの様です。
また、スプリング、ダンパー共にばね定数、減衰率とアップされています。
なお、この専用サスペンションにより、15mmローダウンされています。
更に、ボディ補強メニューとして以下の対策が実行されています。
- フロントの第1メンバー補強
- サスペンション取り付け部のメンバーステー補強。
- ボディ底面にセンタークロスバー並びにリアクロスバーが2本設置。
- ボディ底面縦方向にも2本、サブメンバーが追加。
- リア部分に、斜めのサブメンバー、サブメンバーサポートが追加。
- これらの対策により、車体のねじり剛性は5%アップしています。
ボディ補強についてですが、市販でもスポーツカーでは沢山の社外品が発売されています。
しかし、本当に適正な効果を生むには、プロの設定が必要不可欠です。
この点、モータースポーツの経験豊富なニスモであれば、より適正な補強が確保されていると判断できます。
実際、その走行感覚はノーマルとは別物でした。
出力特性が変更されたエンジンでは、伸び感の変化を感じられ、うまく味付けをしたな、というのが最初の感想でした。
ただ、エンジン的にはそれほど驚きを感じなかったところで、足回り、ボディ剛性では大きな変化が感じられました。
固められたサスペンションとダンパーは、若干の固さを感じますが、姿勢変化がある程度抑え込まれているので、車に酔いやすい方はむしろ良いと感じるかも知れません。
峠道で大きな姿勢変化を発生させてしまうミニバンですが、ニスモはそれらを感じさせず、涼やかに流していく事ができます。
これは非常に、上手い、と感じさせるセッティングでした。
タイヤサイズも良く挙動を感じされる一因となっており、トータルで非常によくまとまった内容だと素人ながら感じました。
なお、オプション設定されたレカロ社のシートを選択すれば、体が適正にホールドされ、より疲れが軽減されます。
レカロ社のシートは、筆者も以前使用していましたが、まったくの疲れ知らずです。
ホールド性能が、純正シートとは比較にならないほど優れています。
ぜひ、実際に試乗して確かめて下さい。
中古車だといくら?
セレナニスモですが、5代目セレナが2016年8月に発表された後、2017年2月に追加で発表されたモデルです。
発表から現在まで、およそ1年8か月経過というこの期間で、ニスモ仕様の中古車を探す事は非常に困難でした。
なお、セレナニスモの新車価格が3,500,800円であるのに対し、約1,000㎞走行の中古車価格は3,190,000円でした。
更に2,000㎞走行車は3,490,000円、4,000㎞走行車でも同じく3,490,000円と、かなりの高額です。
完全に市場流通量が関係していますね。
なお、現在のセレナ納車期間は、1~2か月との事。
中古価格が高騰している今、敢えての中古ではなく、新車選択でもほぼほぼ価格負担は変わらないのではないかと思います。
まとめ
今回の調査はいかがだったでしょうか?ニスモは、日産ファンが憧れる高根の花、という印象がありましたが、メーカーが自らその敷居を下げてくれた事には非常に好感が持てます。
多くのユーザーがニスモに触れ、感じる事で、更なるファンを増やしていきたい、そんな日産とニスモの願いを感じてしまうのは、筆者だけでしょうか。
試乗前の筆者は、しょせんはミニバンだと、若干舐めてかかっていた部分もありました。
ただ、試乗した瞬間にそんな気持ちは吹っ飛びました。
恐ろしく完成度の高いセレナニスモは、正にニスモの精神を継承していました。
エクステリアデザインと共に、そのボディチューニングも非常に高いレベルにある、セレナニスモについて、心からお勧めしたいと思います。
また金額も、ベース車両にこれだけの装備が付属している事を考慮すれば、むしろバーゲンプライスではないでしょうか。
かなり、お得なコンプリートカーです。
当記事が、セレナニスモを検討している方の参考に少しでもなれれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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