車を所有するには、「車検」というものが付いて回ります。
1994年に一大ムーヴメントを巻き起こしたオデッセイも例外でなく、新車は勿論、中古車でも公道を走るためには、車検を通さなければなりません。
今回は、オデッセイの車検費用から法定費用、ディーラー車検だといくらになるのか、また、相場はどのくらいになるのかを掘り下げていきたいと思います。
車検
車検は、「自動車検査登録制度」の略称で、自動車やバイク(排気量250cc以上)等を公道で走らせるために「使用者」が検査に出し、その費用を納める義務が課せられます。
一般に、自家用の新車登録は車検の有効期限が3年、それ以降は2年ごと、自家用貨物自動車(車両総重量8t未満)は、初回2年、それ以降は1年ごと、他にもレンタカーの場合や、特殊車両の場合等、幾つか種別がありますが、ここでは割愛させていただきます。
ここで、よくある「勘違い」を挙げます。
それは、「車検通ったんだから、あと2年は大丈夫」と思ってしまうことです。
「え?そうじゃないの??」
そう思ったら、要注意です。
そもそも車検というのは、「車が公道を走る事に支障がない{最低レベルの}検査規定」だからです。
なので極端な話、車検から返ってきた次の日に故障する、なんてこともあり得るのです。
後述しますが、ディーラー車検と民間車検の価格差が激しいのも、実はここにあります。
車検の流れ
まず、車検が近づくとメーカーなどから「もうすぐ車検ですよ」との趣旨のはがきが届きます。
ユーザーは車検に出す業者を選びます。
大別してディーラーか、民間車検、ここ最近認知されだしているユーザー車検の3択になるかと思います。
ユーザー車検は、使用者が自分で車検をすることであり、それには車に関する専門知識が必要且つ、運輸支局などに現車を持ち込まなければならず、時間的自由が必要で、更には検査不十分となった場合は、整備しなおして再びやり直すリスクを孕んでいるため、一般にはオススメできないので除外します。
まず、車検業者に電話やネットで見積もりをとります。
なるべく複数、2~3社ほどがいいでしょう。
条件に合った業者へ車検実行の旨を伝え、予約をとります。
この時、時間や料金、実際現車を確認してもらうなど、細かな打合せを行っておいたほうがいいでょう。
当日、代車(だいたいは無料で用意してくれます)と入れ替えで愛車としばしの別れ。
車検場の予約状況にもよりますが、およそ1週間~2週間でできてきます。
車検業者に代金を支払い、代車と引き換えに愛車が返ってくる、という流れになります。
車検費用
車検そのものの費用は、手数料として軽自動車が1,400円、小型車が1,700円、普通車が1,800円で、オデッセイはこの1,800円の部類に入ります。
「ええ!?でも、車検てもっとかかったよ!?」
でしょうねぇ。
これは飽く迄検査費用で、十数万円かかる車検代の大部分は、自動車損害賠償責任保険料(俗に言う自賠責保険)の2年分、自動車重量税、ディーラーや民間車検業者の点検整備料で構成されています。
一般に、「ディーラー車検は高額になる」と言われています。
なぜ、民間車検とディーラー車検とで価格差があるのでしようか。
それは、車検の基本理念に関係があります。
前述の通り、車検とは「公道を走るのに支障がない最低限の状態であるかを検査する」ことです。
なので、車検を通すだけなら、消耗品などはギリギリまでそのままでも通るはずです。
実際、昔に無許可の車検業者がずさんな整備で車検を通して納車当日に故障した、なんてことがあったほどですから。
一方、ディーラーは、やはり看板を背負ってるだけに下手なことはできず、ディーラーとしてのプライドからか、対象車を出来る限り最良の状態にしようとします。
即ち、まだ使える消耗品も躊躇なく交換、オイル、水回りの交換は必ずと言っていいくらい「交換します」と言われます。
これがディーラー車検が高額になる理由です。
酷い担当者だと、オーナーが「これは勘弁してくれ」と言っているにもかかわらず「これしないと、車検通りませんよ」の一点張りで結局言いくるめられる、というケースも。
ちなみにこれ、自分の経験談です。
まだ半分以上ヤマのあるタイヤを交換させられました…(泣)
ディーラー車検を否定はしませんが、如何せん「勿体ない」感は否めないですよね。
かたや、民間車検は「信用」がキーポイントです。
ディーラー車検が「これだけやってりゃ通らない訳がない」やり方に対して、「今の現状で車検を通すベターな整備で、プラスαでオーナーの意向を話し合い、双方納得の金額で仕事をする」のが民間車検の理念です。
民間車検はディーラーと違い、融通が利く分、信用性が重要になってきます。
オーナーの要望に対してどこまで近い応えを出してくれるか、現車の状態のウィークポイントを隠さず説明してくれるか、もし折り合いがつかなくなった場合に別の提案をしてくれるか、次回の車検も頼みたいと思うか?…
オーナーが業者を見る目を鍛えなければなりませんね。
法定費用
車を所有する人、老若男女問わず誰もが同じ金額を支払う、それが法定費用です。
法定費用には、「自動車重量税」「自賠責保険料」「印紙代」の3種類で、それぞれ車両別に定まっています。
軽自動車 | オデッセイ | |
重量税 | 6,600円 | 10,000円(エコカー減税対象、25%減税で新車購入時は7,500円) |
自賠責保険料(24カ月) | 25,070円 | 25,830円 |
印紙代 | 1,100円 | 1,100円 |
となります。
現行型オデッセイは、エコカー減税対象車ですから、先代モデルより維持費の負担は減りましたね。
ですが、このエコカー減税という制度、国が打ち出した政策のため注意が必要で、実は年々厳格化してきているのです。
いきなり無くなる、なんてことはないとは思いますが、永劫制度ではない事を頭の片隅に置いておいて間違いないでしょう。
相場は?
ここまでくると、気になるのが「相場」ですよね。
果たしてどのくらいになるのでしょうか。
車種 オデッセイ
ホンダディーラー車検 | 法定費用+12~15万円+交換パーツ代+工賃 |
民間車検 | 法定費用+8~12万円+交換パーツ代+工賃 |
ユーザー車検 | 法定費用+交換パーツ代+運輸局等に行く燃料費+オーナーの涙ぐましい努力(笑) |
ディーラー車検は交換パーツが多い事から、18~20万円程とみていいでしょう。
しかし、民間車検は勿論、ディーラーでも工賃は値引きしてくれる場合があるので、交渉する価値はあると思います。
まとめ
車検は、車を維持する上で高額な費用が一気に飛ぶ、自動車オーナー共通の悩みですよね。
それ以外にも、5月には「自動車税」の納付が控えています。
5月に車検、なんて場合は手痛い出費がかさむので、車検時期をずらすのがほぼ常識。
個人的にオススメなパターンとしては、初めはディーラー車検で初期投資のつもりで出し、次回の車検までの車の使用頻度、おおよその走行距離を記録しておき、民間車検で主要パーツの耐久時間をリサーチ。
民間車検の見積もりを2~3社とるのを忘れずに。
決めた民間車検業者と双方納得のいくまでとことん話し合い、打ち合わせを密にして「win&win」の関係を築き、車検に臨む。
法律では、「使用者が自分で車検しなさい」と言っている割には、専門知識は必要で車を持ち込むために平日を丸一日あけなければならないと、一般人が手軽に行えるものではないという矛盾が生じており、結局は車検業者に委託せざるを得ないのが現状です。
決して安くはないお金を支払うだけに、そこまでしてもいいと思います。
最近なんでみんな下取りをディーラーから一括査定会社にしているんですか?
今はディーラーで3万円しか値がつかない車が、実は50万円で売却できることもあるんですよ。
え?どうしてですか?
なぜかというと、ディーラーは車を売る専門。買取業者は車を購入するのが専門。なので、ディーラーは適正な価格をあまり知らないんです。
へ~、そうなんですね。
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