ステップワゴンの実際の燃費は?ハイブリッド・歴代旧型・ガソリン車を今回は比較してみたいと思います。
ホンダのMサイズミニバンのステップワゴン。
大ヒットした初代が発売されたのが1996年5月、今から22年前になります。
当時の日本のワンボックスカーと言えば商用車のバンタイプがベースで前席の下にエンジンがあるキャブオーバータイプが主流でした。
そこへFFレイアウトで低床、角ばった形の初代ステップワゴンが登場。
この初代は、1972年発売で当時の若者に人気のホンダライフステップバンを彷彿させるデザインで大人気車種となりました。
しかし、2代目以降は1999年フルモデルチェンジで日産が対抗馬として用意したセレナを発売。
このセレナは今としては当たり前の両面スライドドアをいち早く採用し、初代からあったスポーツグレードのハイウェイスターも継承。
セレナの3代目以降(現行型は5代目)は、ミニバン販売台数トップ争いの筆頭株となっています。
また、トヨタ陣営もステップワゴンの対抗車として2001年11月、タウンエースノア、ライトエースノアの後継車としてMサイズミニバン「ノア」「ヴォクシー」を発売。
さらに3代目では、3兄弟目の高級バージョンのエスクァイアを追加し、ステップワゴン、セレナのライバルとして加わっています。
ステップワゴンは、2001年4月発売の2代目がライバル車が既に両側スライドドア採用していたので、2代目は当然両側スライドドアと期待していましたが、ホンダのこだわりなのか片側スライドという、ニーズにそぐわないやいなや時代遅れの新型となり、販売台数を落としました。
さすがに2005年5月発売の3代目からは両側スライドドアになりましたが、初代のようなインパクトなく、2009年10月発売の4代目へバトンタッチするまで低迷が続きました。
4代目は3代目でやや丸くなったデザインを角ばったデザインに戻し、これまではマイナーチェンジに合わせ遅れて登場していたスパーダを発売当初から導入するなどした結果、翌2010年には販売台数ミニバン1位の座を11年ぶりに取り戻しました。
現行の5代目は、前期型が人気のあった4代目スパーダの強面感はなく、おとなしめの顔になりガッカリしたステップワゴンファンも多かったと思いますが、後期型は4代目スパーダをより凛々しくした顔立ちに仕上がりました。
その5代目のマイナーチェンジに合わせて加わったのが、お待たせしましたハイブリッドです。
そこで今回の記事では、その最新のステップワゴンスパーダハイブリッド(RP型)の燃費を歴代ステップワゴンのガソリン車と比較をしてみます。
駆動方式はすべてFF車、各3グレードを比較、対象車種は同期同タイプのガソリン仕様、それに3代目、4代目を比較。
現行型の正式名はすべてのグレード名の最後にHONDA SENSINGと入りますが、省略しています。
ステップワゴンは全車種、また最近フルモデルチェンジやマイナーチェンジを実施した車種は、全車HONDA SENSING標準なのでわざわざグレード名に入れる必要はないと思いますが。
ステップワゴンカタログ燃費(JCO8モード)比較
引用元:https://img1-kakaku.ssl.k-img.com/images/maga/11210/img01.jpg?d=201710172129
現行ガソリン車のエンジンはL15B(1,496㏄)水冷直列4気筒直噴エンジン。
対してハイブリット車のエンジンはLFA-H4(1,993㏄)プラス電動機(モーター)付きとなります。
ガソリン車は流行りのダウンサイジングで、これまた主流の排気量を小さくしターボチャージャーで補うと手法を採り、あの大きな車体に1.5Lエンジンですが、ターボのおかげで150PS。100馬力/リッターですね。
現行型は、Cool Spiritのみ17インチのタイヤを履くので一番燃費が悪くなっていますが、スパーダには17インチ、欲を言えば18インチが似合いますね。
4代目のエンジンR20A(1,997㏄)は、現行型ガソリン車に比べて2.0km/l(SPADA)ほど、さらに3代目のエンジンK20A(1,998cc)は、それよりも1.8km/l(SPADA)ほど、それぞれ短くなっていますが、通常の日本車は4~5年程度のサイクルでフルモデルチェンジしますので、例えば同型のエンジン、排気量も同じ、しかし新型のカタログ上の燃費は1~2km/l 程度向上しているというのが自動車メーカー技術ですね。
ただ、実燃費はほとんど変わらないような気がしますが。
下記はカタログ燃費です。
現行型のガソリン車も悪い燃費ではないのですが、やはり比較するとハイブリッド車の燃費の良さが際立ちます。
まあ、その分50万円程度価格が高いのですから当然と言えば当然ですね。
5代目ハイブリッド(RP型)
5代目RP型(後期)
4代目RK型(前期)
3代目RG型(後期)
ステップワゴン街乗りの口コミ実燃費
まずは、通常一番燃費の悪い街乗りのハイブリッド車の燃費から見てみます。
情報元はWLTCモードという聞きなれないことばが出てきますが、実は2018年10月より燃費の表記が現在のJCO8モードから切り替わるそうです。
このWLTCモードとは、従来のJCO8モードは値は1つだけ表記されていましたが、WLTCモードでは、市街地モード、郊外モード、高速道路モードの3つの燃費とそれらを総合した合計4つのモードが表記されるため、現在の実燃費にはほど遠いJCO8モードよりも遥かに近い表記されますので期待されています。
そのほか、自動車総合ポータルサイト「オートックワン」、自動車関連情報サイト「カービュー」の燃費レポート、プラス口コミ情報から抜粋して載せております。
ステップワゴンのハイブリッドシステムは、「走行用モーター」と「発電用モーター」の2つのモーターを主体にしたシステム「スポーツハイブリッドi-MMD」を搭載。
このシステムは走行シーンに合わせEVドライブモード、ハイブリッドドライブモード、エンジンドライブモードの3つに使い分けられます。
そのため、街乗りの実燃費でもカタログ燃費のJCO8モードと乖離は想像以下の数値に収まっています。
ステップワゴン郊外走行実燃費
郊外の走行ではほとんどの情報元でオーバー20km/lを記録していますが、街乗りと比べて大きく伸びる結果ではありません。
それでもMサイズミニバンで20km越えは、現在のところは十分な結果だと思います。
ステップワゴン高速道路走行実燃費
ここがガソリン車との違いでしょうか、郊外と比べるとどの情報元も減って、逆に街乗りに近い数値になっています。
個人的にはガッカリしたというか、もう少し伸びると予想していましたが、それともハイブリッドというシステムの関係ではなく、ミニバンという空気抵抗の大きいデザインのためでしょうか。
ただ、今回の燃費情報はACC(アダブティブ・クルーズ・コントロール)は使用しないでの測定だと思いますので、ACCのフルに活用すれば若干燃費は伸びるのではないでしょうか。
現行および歴代ガソリン車の実燃費
引用元:https://i.ytimg.com/vi/KrgmS3nxv68/maxresdefault.jpg
ステップワゴンのガソリン車3代目から現行5台目の実燃費(3代目は情報が少なく平均値のみの記載です。)
ハイブリッド車の実燃費に比べると、特に街乗りがガソリン車は見るに堪えない数値になっていますが、やはり高速ではハイブリッド車よりグッと伸びるようです。
情報元の走行条件や運転技術の違いなどもあり、同一条件ではないので必ずしも正しいとは言えませんが、数値だけを見れば4代目より街乗り、郊外走行で現行型が劣る結果なっています。
まとめ
2017年のマイナーチェンジでハイブリッドの追加とフロントマスクを大胆に変え出直したステップワゴンは、前期型と比べ販売も好調で特に半数以上が50万円ほど高いハイブリッド車を選んでいます。
ガソリン車の1.5Lターボも悪くないのですが、そこは流行の波に乗ってハイブリッドって言うことになるのでしょう。
しかし、ハイブリッド車の価格帯は、同じホンダの兄貴分、Lサイズミニバンのオッデセイのガソリン仕様と同価格帯になり、最上級グレード同士を比較すると、ステップワゴンハイブリッドスパーダG-EXの価格が3,559,680円(消費税込み)となり、車格が上のオデッセイ、こちらはガソリン仕様の最上級ですが、アブソルートEXが3,540,000円(消費税込み)とほぼ同価格となります。
さらにどちらの車種もナビはオプションなので、ナビと諸費用を加えると軽く400万円を超えることになります。
Mサイズミニバンが400万円とは、車格を考えると割高感は否めません。
個人的にはホンダファンなのでステップワゴンには、ミニバンNo.1の座に返り咲いてもらいたいので、ホンダさん価格体系を見直ししてみてはいかがでしょうか。
世界的に見ればハイブリッド車は、日本のような人気はありませんが、日本の自動車販売台数の半数近く占めるトヨタがハイブリッドに力を入れているため、当然ハイブリッドが売れ主流となって、それに追随する他のメーカーもハイブリッド車をどんどん増やさざるを得ない状況なのだと思います。
将来的には、電気自動車が主流になると思いますが、現在は未だ高価と言ことと、1回の充電の走行距離、充電の時間、充電スタンド、マンションなど共同住宅居住者の充電方法など、すぐには解決できない課題が蓄積しているので、日本ではまだまだハイブリッドの時代が続くのではないでしょうか。
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