皆さんこんにちは。

今回試乗するのは、ステップワゴンです。

ステップワゴンは、ホンダ渾身の作で、登場から既に12年経過し、その中で様々な改良が施され、また刷新されてきました。

現在、ステップワゴンは、ハイブリッドとガソリンの二本立て構成です。

「走りのホンダ」から、「ミニバンのホンダ」へと世間のイメージが移りつつ、今また、「走りのホンダ」というイメージも復活しつつあります。

現行のタイプR、またNSX、レジェンドとスポーツに振った車種からのフィードバックがどれほど生かされているのか、興味が湧きますね。

また、フロントバンパーからボンネットにかけて、またライト形状なども、全車種で統一感を図っていこうという意図が見てとれます。

これからのホンダの繁栄に、ステップワゴンはどれだけ貢献できるのか?

それでは早速、調べていきましょう。

ハイブリッドの乗り味は?

 

ハイブリッドエンジン

ステップワゴンのハイブリッドは、「SPORT HYBRID i-MMD」といい、エンジンは主として充電に徹し、幅広い領域をモーターで走らせる機構となっています。

モーターは2つ搭載し、それぞれ充電用、発電用と分けられ、エンジンは2㍑のアトキンソンサイクルエンジン(通常のエンジンよりも高効率で燃費の良いエンジン)です。

ただしアトキンソンサイクルは、通常のエンジンよりも効率、燃費ともに良いですが、その分構造が複雑で、パワーを出すことが難しいエンジンです。

そのため、パワー調整のし易い電気モーターとの組み合わせによく用いられるという事ですね。

他メーカーの国産ハイブリッドも、ほぼアトキンソンサイクルとの組み合わせです。

ハイブリッドのエンジン、モーター出力は以下のようになります。

モーター出力

  • 最高出力 135kW[ 184PS ]/ 5,000 – 6,000 rpm
  • 最大トルク 315N・m[ 32.1kgf・m ] / 0-2,000 rpm

エンジン出力

  • 最高出力 107kW[ 145PS ] / 6,200 rpm
  • 最大トルク 175N・m[ 17.8kgf・m ]/ 4,000rpm

32.1kgf・mの高トルクを0~2,000回転で維持するモーターは強力です。

これがSPORT HYBRID i-MMDの力です。

その昔、筆者が所有していた2.0㍑ターボ車のトルクが同じくらいでした。

ただ、その車はいわゆる「ドッカンターボ」でしたので、回転を上げないと加速が始まりませんでした。

スポーティーなターボ車のトルクと同様の出力を、ステップワゴンハイブリッドのモーターは0加速から発生させます。

これはすごいことですね。

モーターの加速はガソリンエンジンとは違い、回転数に伴ってパワーが出てくるものではなく、加速を開始した時から既に最大出力です。

発進加速にはまさにぴったりの特性と言えるでしょう。

ガソリンモデルより100kg程度重くなったボディを、問題なく加速させます。

坂道などでアクセルを踏み込むと、ぐんぐん加速します。

その際にはエンジン回転が上昇しますが、これはエンジンがモーターの電力の為発電している為です。

あくまでもエンジン自体は発電パートであるという事ですね。

もちろん、高速走行時にはきちんと働きますよ。

発進加速にはまさにぴったりの特性と言えるでしょう。

良く、エンジンが一番ガソリンを消費するのは、発進加速時だと言われています。

その部分をモーターで補えば、燃費にも非常に好影響をもたらすでしょう。

また、モーター、バッテリーで重量が増したボディに対応して、サスペンションも専用チューニングが施されており、乗り心地を犠牲にせず、操舵性の良さを確保しています。

ただし、ノーマルモデルと比較すると、若干固めと感じてしまう可能性があります。

この点は、ディーラーで実際に乗り比べ、フィーリングを確認してください。

更に、上級グレードには「パフォーマンスダンパー」を装備しています。

これは、車体の余計な揺れや歪みを効果的に抑える機能を持つパーツです。

本来であれば、スポーツ車に装備されるようなものを、あえてミニバンに装備してくるホンダの気合を感じます。

その効果は絶大で、走行中の振動や音の伝わり方なども少なく、剛性が高められて、大きなうねりのある路面でもボディの震えなどは無く、走行性能をワンランク上に仕上げる事に成功しています。

ガソリンエンジン

エンジン出力

  • 最高出力 110kW[ 150PS ] / 5,500 rpm
  • 最大トルク 203N・m[ 20.7kgf・m ]/ 1,600~5,000rpm

ガソリンエンジンは、1.5㍑のターボエンジンです。

ダウンサイジングターボは、欧州から日本へその流行が導入されてきましたが、この流れがミニバンにもやってきたのか、と感慨深いですね。

ホンダの1.5㍑ターボは、なんと1,600rpmという低い回転から5,000rpmと幅広い回転域で最大トルクを発生させています。

さすがに、ハイブリッドのトルクには及びませんが、十分な加速性能です。

ターボは、タービンという部品を使って、本来の排気量よりもより多くの混合器を送り込み、爆発させ、力を強くする機構です。

ですが、そのサイズが適正でないと、狙ったところでパワーを出すことができません。

1.5㍑という小さい排気量で回すタービンは、おそらく小さめのサイズだと思われます。

メーカーもそのサイズ設定には非常に苦心したのではないでしょうか。

その結果、ターボがついていないかの様な自然なフィーリングを得る事ができました。

メーカー側では、2.4㍑の自然吸気エンジンをイメージしたと謳っています。

重量に関しても、ハイブリッドよりも100㎏程度軽い為、軽快感があります。

サスペンションに関しては、重量の関係もあり若干ですがハイブリッドよりも柔らかな印象を受けます。

ただ、カーブが連続する場所でも安心して走行する事ができる、完成度の高い足回りです。

ミニバンの重心の高さを、重量物の配置でバランスを取り、足回りは極力しなやかに動かしてくるホンダの技術、さすがにステップワゴンは歴史ある車だけに、動的、静的なイメージを熟知しているのだと感じました。

まとめ

今回試乗したステップワゴンの「ハイブリッド」「ターボ」共に、非常に完成度の高いものでした。

ハイブリッドは、過去のホンダハイブリッドとは全く別物で、素晴らしいフィーリングです。

実は筆者、搭乗したての初代フィットハイブリッドを仕事で使用していましたが、いかんせん初期のものであり、未だ道半ば、という印象が強く残っていました。

そこから比較すると、ステップワゴンに搭載された「SPORT HYBRID i-MMD」は、隔世の感がありますね。

あくまでもモーターを主として駆動する方式は、今後他メーカーでも主力になっていくものかもしれません。

そしてターボは、もう過去のターボのイメージは完全にありません。

極低回転からあくまでも自然に過給する為、ターボ車に乗っているという感触すら希薄です。

筆者のような「オジサン」は、「えっ?これがターボ?」と驚いてしまいます。

ボディ重量とエンジン出力が、ベストマッチかと感じます。

ステップワゴンを購入する方は、ハイブリッド、ターボとも、どちらを選んでも必ず満足する事でしょう。

以上で調査報告を終わります。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

たくや

最近なんでみんな下取りをディーラーから一括査定会社にしているんですか?



アドバイザーアドバイザー

今はディーラーで3万円しか値がつかない車が、実は50万円で売却できることもあるんですよ。



たくや

え?どうしてですか?



アドバイザーアドバイザー

なぜかというと、ディーラーは車を売る専門。買取業者は車を購入するのが専門。なので、ディーラーは適正な価格をあまり知らないんです。



たくや

へ~、そうなんですね。



アドバイザーアドバイザー

まだ売却を考えていなくても、今すぐあなたの愛車の市場価値を知っておくことが大事です。あなたが思っている以上に高く評価される可能性もあるので、憧れのあの車をゲットする日が1年早くなるかもしれません。



たくや

お!それは嬉しい!ちなみにどんな買取業者がおすすめですか?



アドバイザーアドバイザー

今はこちらの一括査定会社3社がおすすめです。



たくや

じゃ、さっそく査定だけでもしてもらいます!ちなみに無料ですよね?



アドバイザーアドバイザー

はい!もちろんです。45秒で簡易査定は終わりますよ。



1位 ズバット車買取比較

参加している車買取業者が211社とめちゃくちゃ多い。

累計利用者数100万人突破!

年中無休のカスタマーサポートの安心対応

→ズバット車買取比較公式ページはこちら

2位 カーセンサー



リクルートが運営する車買取サイト。

大企業が運営しているので非常に安心です。

→カーセンサー公式ページはこちら

3位 車査定比較.com



全国200社以上の買い取り業者

電話対応可能

→査定比較.com公式ページはこちら