こんにちは、自動車専門ライターのTAKUMAです。
さて今回は、ホンダの最上級ミニバン「オデッセイ」を取り上げ、ひとつひとつ細かく比較検証をしていきます。
【オデッセイ徹底検証】内装
レビューを見ても散見されるのが、内装の質感の低さ。
特にダッシュボード周りは、400万円近くする車なのにプラスチッキーな点が残念なポイントです。
せめて他社のような革張りにしてほしかったところですが、その分安価ですのでやむを得ないとも言えるのではないでしょうか。
【オデッセイ徹底検証】広さ
アルファードなどに比べると絶対的な高さはありませんが、前後の長さは必要十分以上でしょう。
クラストップの低床フロアのおかげで圧迫感もなく、快適に過ごすことができます。
セカンドシートがキャプテンになる7人乗りであれば2列目ロングスライド＋オットマン装備で、飛行機のビジネスクラスのような雰囲気と快適性を味わうことができます。
【オデッセイ徹底検証】安全性能
安全運転支援システム「Honda SENSING」を搭載するなど、安全技術にも力を入れているのがオデッセイです。
これはカメラ＋ミリ波レーダーの組み合わせで、スバルのアイサイトやトヨタのミリ波レーダー単体などに比べると、より精度を高く、障害物を捉えることができます。
低速時のレーダー精度にはまだ改善の余地がありますが、高速域では実用十分。
クルーズコントロール・先行車発進お知らせなどの便利な機能もセットでついてきますので、あって損は無いでしょう。
【オデッセイ徹底検証】運転しやすさ
ライバル車と比べると、全高・アイポイント共に低く抑えられているため、女性でも気負うことなく運転できるでしょう。
ランドクルーザーなど車高が高い車に慣れている方にとっては物足りなく感じるかもしれませんが、いざ乗り込んでみると、外観で感じる以上に見切りが良いので、そこまで不安を感じることは無いでしょう。
しかし運転席周りの小物入れが不足気味で、この点はホンダ車ゆえ仕方ないところという気がします。
【オデッセイ徹底検証：番外編】車中泊
ミニバンといえば何かと車中泊をするユーザーさんも多いことでしょう。
そこで番外編として、それらに関する情報をまとめてみました。
●シートを倒して寝るなら1-2列目フラット(※7人乗りのみ)
●2列目はチルトアップなど収納機構が無く、前方スライドのみ
よって、車中泊を想定するならば7人乗り一択となるでしょう。せめて2列目がチルトアップなどして荷台長を確保できれば、寝袋などを敷いて寝ることもできるのですが、オデッセイでは厳しそうです。
まとめ
Lクラスミニバンではコストパフォーマンスが高いのですが、使い勝手の面ではやはり他社に劣ってしまいます。
しかし安全性能面はオデッセイがクラストップと言えるでしょう。
ここは昔からよく言われる「技術のホンダ」といった結果となりました。
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