シエンタの4WDはどんな評価を得ているのでしょうか?
シエンタはコンパクトミニバンとして有名です。
そんなシエンタには2WDと4WDの2種類が用意されています。
一般的に4WDというと林道や山道など険しい道や雪道などの滑りやすい道を運転するときに力を発揮するように思われます。
シエンタではどのようなときに使われるのでしょうか?
シエンタ4WD
シエンタには4WDがあります。
それはガソリン車の3列シートの車に設定されているようです。
3列シートは以前からあるシエンタの形というものです。
その中でグレードは3種類用意されており、価格は
- X 1,958,040円〜
- G 2,162,160円〜
- G Cuero 2,314,440円〜
- となっています。
2WDの場合の価格は、
- X 1,816,560円〜
- G 2,020,680円〜
- G Cuero 2,172,960円〜
となっています。
こうみると、4WDの方が15万ほど高くなっているようです。
また、4WDならではの仕組みがあるため乗車できる人数が6人となっています。
シエンタは7人乗りがスタンダードなので一人少なくなっていますね。
4WDの仕組みはやはりそれなりにコストがかかるということでしょうか。
グレードの違いで言えば、G Cueroが一番高いグレードになります。
シエンタはGとG Cueroはそこまで違いがなく、XかGかのどちらかを選ぶような形になるそうです。
その中でもX・Gの一番の違いは、スライドドアが自動で両側動くかどうかです。
廉価グレードのXでも助手席側は自動スライドドアで動いてくれるそうです。
スライドドアは、手動で動かすには女性の方などには力のいるものです。
とても重いんですね。
そのためミニバンではスライドドアを自動で開閉させることができるものが重宝されます。
もちろん、手動でも開け閉めできないわけではないですし坂道などでなければ片手でも十分開きます。
このあたりは好みの問題にもなりそうです。
シエンタ4WDの燃費は?
4WDといえば悪路走行性の高さがメリットになっています。
4WDを選ぶ人のほとんどがそれを理由に購入していることでしょう。
しかし、デメリットとしてあげられるのが燃費の悪さ。
四輪を動かすために必要な部品も多くその分車両自体も重くなってしまいます。
燃費についてXグレードで2WDと比較してみると、
- ハイブリッドX 2WD 28.8km/L
- X 2WD 20.2km/L
- X 4WD 15.4km/L
となっていて、やはり4WDは燃費の面では勝てそうにありません。
車両総重量を比較すると、
- ハイブリッドX 2WD 1,765kg
- X 2WD 20.2km/L 1,705kg
- X 4WD 15.4km/L 1,710kg
となり、実はハイブリッド車が一番重くなります。
燃費はハイブリッドのほうがダントツに良いのに、重さではハイブリッドが一番重いというのも少しおかしな気がしますね。
これは乗車人数を全員搭乗させた時の総重量なので、人や荷物を乗せなければその分軽くはなりますがやはりハイブリッドならではの装備が意外と重たくなるようです。
シエンタ4WDのメリットは?
このように価格が高く、車重が重く、燃費も悪いといいとこなしの4WDのようですが、良い所はどんなところでしょうか?
それはなんといっても4輪にエンジンの駆動力が伝わることです。
4WDを購入される方は圧倒的に北海道の方だそうです。
北海道では豪雪地帯が多いため、2WDでは動けなくなってしまうこともあるのだと思います。
しかし、本州などでは4WDはそこまで必要ないという声も多いようです。
特に、整備されたスキー場などへ出入りするときには雪山だから4WDがよいと考える方もいるかもしれませんが、きちんと舗装されている道路なら除雪も多く行われるらしく、4WDの真価を発揮することはほとんどないようです。
趣味でスキーに行くくらいなら、2WDでも十分対応できるらしいです。
今はスキー人口も減ってきていて、どこのスキー場も大変だという話も聞きますし、あまり除雪などせずに雪に埋もれているようなところでは、なかなか集客も難しいのかもしれませんね。
となると、4WDが必要な場面というのは本当に限られてきます。
毎日除雪されていない雪道を走る方やぬかるんだ泥道などを走る方は、そう多くないのではないでしょうか。
4WD仕様を購入される方は、かなりのアウトドアを極めた層ということがいえそうです。
シエンタ7人乗りは?
シエンタは7人乗りがスタンダードです。
2WDのみの設定で、ガソリン車とハイブリッド車があります。
コンパクトミニバンなので、あまり7人乗ることは少ないかもしれません。
1.5Lの車ですし、大きさも普通のミニバンより少し小さめになっています。
そのため、人がたくさん乗るより荷物をのせることが多いかもしれません。
シエンタには荷物を多くのせられるタイプの新しいモデルもありますが、昔ながらのシエンタといえばやはり7人乗り。
2003年に発売されたそうです。
このジャンルの車はいくつもあるらしく、競争も激化しています。
どの車もミニバンとして最低限の7人乗りを実現しているようです。
そのためシエンタも7人乗りが定番でした。
しかし、このサイズのミニバンで乗車人数いっぱいに乗るとやっぱり窮屈さが出てしまいます。
本当に大人数のせるなら普通クラスのミニバンを用意するのではないでしょうか。
そのため、実際にシエンタで7人乗りをすることは少なく荷物をのせることが多いようです。
そのため、2018年に新しく5人乗りのシエンタも発売されたそうです!
これからはこの流れになるかもしれませんね!
シエンタハイブリッドは?
シエンタには2015年からハイブリッド車が現れました。
ハイブリッド自体は2000年より以前からトヨタ車には存在しているのでシエンタに装備されたのは随分最近なイメージです。
そしてこの電池にはニッケル水素電池が選ばれているようです。
調べたところ、プリウスなどではニッケル水素電池とリチウムイオン電池のどちらかをグレードによって使い分けているようです。
ニッケル水素電池は、充電量が減ってしまうデメリットがあるのですがとても安価で爆発などの心配も少ないそうです。
逆に言うと携帯電話などに使われているリチウムイオン電池は、大容量の電力を貯められる一方、高価な部品を使っていたり、発熱して爆発することなどもあるそうです。
トヨタの車ではニッケル水素電池を使ったハイブリッド車が多く作られているらしく、このシエンタに搭載されているものも、この技術の積み重ねによって作られたものだと言えそうです。
シエンタのハイブリッドは人気があり今では注文の半分ほどがハイブリッド車だというそうです。
まとめ
今回の記事では、4WDについて、シエンタ7人乗りについて、ハイブリッド車についての3つの事柄に対して簡単にまとめてみました。
4WDは、アウトドアを極めるような方でなければ充分のその機能を使いこなせないこと、シエンタ7人乗りは、昔ながらの伝統的んなコンパクトミニバンの条件であること、最近では5人乗りで荷物をたくさん乗せられる形も人気があること、ハイブリッド車については、シエンタには比較的安価で安全なニッケル水素電池が使われていることがわかりました。
少しバラバラになってしまった印象もありますが、シエンタはこれほどいろいろな特徴を備えている車だということも出来そうです。
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